スピーカー熟考記 その2

スピーカーがベスト・ポジションで聴ける位置を試行錯誤中。

高さを稼ぐために挟む本と雑誌は同じ種類のものを選ぶ(だいたいページ数が同じ)。某ファンタジー小説と某ギター専門誌を3冊ずつで、ちょうどいい感じになった。

current setting


でもこれだけではまだ分からない。あ、そうだ、聴き比べしてみたい。

そこで今日は、セッティングを全部外してスーツケースにスピーカーを詰め込み、久々に初台までお出かけ。スタジオのヤマハと聴き比べた。ただ、予約時に、つい数日前にスピーカーが新しいもの(MSP5)に変わったという事を聞いていた。同じシリーズで、一回りサイズの小さなモデルに入れ替わったんだって。ま、MSP7がどんなのだったかも覚えてないけどね…(笑)。


約半年、毎朝通ってただけあって、入るなり「お久しぶりです!」と言われちゃった。まだ覚えてもらってた(笑)。

前述の通りジェネレックはちびっこいスピーカーなので、大きめのスピーカースタンドを借りて設置して、ミキサーにつないでレッツゴー!……と思ったら、なんか音量が全然出てないんだよね。スピーカーもiPodも家と同じ音量なのに。

原因はたぶん、自分が持ってきたRCAケーブル。これ、普通のフォーンジャックと比べて音量が制限される仕様になっているらしい。最初っから。

jacks

自分のスピーカーを使うだけなら、この付属してたケーブルだけで事足りるけど、今日はあくまで2つのスピーカーを聴き比べなので、音源を複数の信号に送りたい。

スタジオにはBig Knobというスピーカー切り替えマシンがあって、ここに持ち込んだスピーカーをつなげる。(もちろん、常設ヤマハもここから音が出てる)このBig Knobには、PHONOと書かれた、RCAジャックが挿せるインプット(多分レコードプレイヤーをつなぐところ)があったので、ここに直接RCAを挿せば行けるじゃないか!と思った。ところが!!! 音量は家でいつも聴いてたのと同じ音量になったけど、なんだかすっごくモコモコした音…。どーいうこと??

しょうがないので、やっぱりミキサーに逆もどり。スタジオの人と相談しつつ、結局RCAジャックをフォーンジャックに変換できるプラグを借りてミキサーの1〜2チャンネルに挿し、iPodの音量をかなり大きめに上げて通常通りの聴こえ具合にしてから、ようやく設定完了。あ、ちなみにフォーンジャックのプラグを取り付けたって、RCAケーブルの音量は大きくならないんだぜ。ぐすん。

setting 1


それで、ヤマハとジェネレックを行ったり来たりして、いろんな曲を聴いてみた。感想は2つ。

1)物理的にサイズの大きいスピーカーの方が余裕と広がりのあるサウンドになる
2)ヤマハは中域が明るい。ジェネレックは中低域がよく聴こえる。

正直、どっちも予想通りの結果だった。


広がりや音量については、もしかしたらヤマハを外側に、ジェネレックのペアをその内側に置いていたため、ジェネレックの2個の距離が近いからこぢんまりして聴こえるのかな?と思い、席替え…もとい場所変更。


setting 2

うーん、そうだね…ちょっと広がった気がするなあ。
まあ、極端な話、耳とスピーカーの正しい距離なんて、左右のスピーカーと自分の3点を結んだ線がきれいな正三角形になった1カ所しかないんでしょう。自分がうつむいたりするだけで聴こえ方は変わる。普段使ってるイヤホンだって、めがねがずり落ちたのを”くっ”と戻すだけで低域が聴こえてくるぐらい、ちょっとした事で変わる(笑)。こんな記事もある事だし、また研究してみようと思う。

最終的に、ヤマハとジェネレックがなるべく同じ雰囲気で聴こえるような設定にしてみて、またいろいろ歌ものを聴いてみた。でも、中域が中心のヤマハに揃えようとジェネレックの低域の音量を減らすと、なんかジェネレックがつまんない(軽い)音になっちゃって面白くない感じ…。うむ? やっぱ、そこが個性の違いってことなのかな?

久々のスタジオ、楽しかったな。
しかも帰り際、お仕事までもらっちゃった(笑)。
エンジニア、出動っ♪

++++Now playing.... A Nightmare To Remember / DREAM THEATER ++++

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