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トラディショナル・カウンターポイント・レベル「1」

カウンターポイントの授業での事だった。 1人の男の人が、2週間程授業に出られなかったのでMid termの成績がぼろぼろだったそうだ。GPA(高校でいう評定平均値みたいなもの)をすごく気にしていて、多分今セメはこれじゃだめだよ、と先生と話をしていた。先生ももう1度彼だけに教えるような時間があるわけでもなく、結局彼はWithdraw(ウィズドロー/単位を落とすこと)する事になった。休んでいた理由は、実家に戻らなければいけなかったかららしい。お父さんが精神的に病気らしくて、煙草も止められているのに隠れて吸っているし、他にもいろいろ話していたけど、かなり参っているようだった。「来セメ会おう…(^^;」と言って、彼は帰っていった。しばらく私達は黙ったまま、先生もジョークを言わずに授業を再開した。 Midtermが終わった次の週、つまり今週だけど、成績があまりにも芳しくなくてヤバいと思ったら、今週中にWithdrawして来セメ取り直せば、低いグレードはつかなくなる。彼はそうするつもりらしい。GPA1個くらい低くても…とかちょっと思ったけど、顔や声がとてもつらそうだったのがもっと印象に残った。 授業の最後に、宿題だった、3つの異なる拍子、キーを使って書いた短いメロディーを、先生が1人ずつ見てチェックしてくれた。何でもいいと聞いてたから、好きな様に作って持っていったら、3つめの楽譜を見て、「…いや、…4分の5拍子はやらないでくれ!(汗)カウントできないじゃないか!」あちゃ(^^;加えて「20世紀の音楽を作るように」と言われた(笑)今はまだ基礎やってるとこだから、5/4だとだめみたい。ちぇっ。チョコボの曲だって5/4だぞー(全っ然関係ないけど)。

Faculty Concert (Comosition major) @ Uchida Bldg, Boston, MA 2000/11/06

今日はなんか夜までめがね。明日はちゃんとコンタクト、多分。 ご飯食べに行った時、カプチーノを飲もうとしたら、粉だけ出てきた。仕方がないので、お湯が出てくるコーナーでお湯を自力で注いだ。でもあのカプチーノマシンの構造がわかった。粉末カプチーノと泡成分(重曹じゃないけど…)+お湯が同時に出てくるだけらしい。ドーナツが食べたかったので取りに行ったら、すごくすごくパサパサだった。よくわからんのぅ、今日は。 夜、カウンターポイントの先生が作曲した曲をやるコンサートがあるというので、見に行った。3人の先生がそれぞれ組曲みたいなのを演奏した。みんなコンポジション・デパートメントの先生で、1人目のピアノの曲は意味が全くわからなかったけどおもしろかった。2人目が私達が習ってる先生。オーボエとクラリネットとファゴットのトリオで、何だか楽器だけクラシックで曲は現代的っぽい音楽をやっていた。それなりにおもしろかった。この手の曲は馴染みがとても薄い。3人目の先生のは、今度は金管楽器のみで演奏された。ユーモアのある人らしく、「攻撃的なハチ」という名前の曲では、全員が客席を向いて、足をドンと踏みならして終わった。よくわからん!(^^; 別に先生のコンサートに来る事は強制じゃなかったけど、来て聴いて、レビューを書いて提出すると、自動的に宿題としてAがもらえる。授業中に、「これはわいろだ!」と言っていた(笑)帰る前に挨拶したら、とてもうれしそうだった。私も先生としゃべれてうれしかった。

Tony Levin Live @ House Of Blues, Cambridge, MA 2000/10/19

Tony is king. これは、Johnが昔インタビューで言っていた、KING CRIMSONやPeter Gabrielを始めいろいろな活動をしているベーシスト、Tony Levinについての言葉だ。今日、その「キング」トニーのソロアルバムのライブを見てきた。会場はちょうど1ヶ月前のTrey Gunnと同じ場所、House of blues。HPには「Tony Levin: Jazz」と書いてあった(^^;違うがな。 Jon Finnの授業の帰りに、同じクラスの人と話しているとCRIMSON大好きなことがわかり、今日も見に行くというので、一緒に行く事にした。 シカゴ出身のその人は、同い年だけどもう5セメで(高校の年数違うから…)、Adrian Belewも大好きだそうだ。BelewのCDを貸してもらうことを約束した(笑) 着いたらまだ列すらなかったので、チケットを手に入れてからタワレコに行って、CD見ながらいろいろしゃべった。やっぱり、Frank Zappaも聴かなきゃだめか…(笑)でもあそこは私にとってはまだ未知の世界。もうちょっっと後でねー(^^; …いいっすね、DT…。でももうちょっと旅をさせてくれー。今はそんな気分でCRIMSONを聴いている。最近DTは聴いてない。こんなに良い曲、良いバンドが他にいっぱいあったなんて知らなかった。それらをたっぷり楽しんでからまたDTに戻ると、新しい発見がたくさんあるだろうし、もっと彼等が理解できるんじゃないかなと思っている。DTは最高だけど、DTの影響を受けた人達の存在なしにはDTは存在しないのだから、もっと幅広くロックを体験したい。 タワレコから会場に戻り、しばらく並んでいたら、店内から赤いベースボールキャップをかぶったハゲでひげのかわいい顔のおじさんが、女の人と出て行った。あまりに突然だったのでびっくりした。 ト、トニー見ちゃった!!(@@) ほんとのレポートは次に。 ============== またTrey Gunnの時みたいに最前列のど真ん中に立って待っていた。機材を見たりしていると、Tonyがやってきてステージに上がり、しゃがんでベースのチューニング。おお…??普通な光景…(笑) 会場で別の友達にも会えて、しばらくしてshowが始まった。Tonyは指にドラムスティックをはめている。1曲目、マジで「Sleep

Hiromi recital @ 1A, Berklee, Boston, MA 2000/09/21

友達のひろみさんがピアノリサイタルをやるので、見に行った。すごく楽しみだった。本当に上手くて、すごく楽しいから。授業があってちょっと遅れてしまったけど、小さな会場は満員で、外にも人があふれていた。 これが2回目のリサイタル。前回はかっこいいスーツだったけど、今回はきれいなドレスに身を包んで、優しく、激しく、楽しく弾いてくれた。すごく楽しくて、感動した。いろんな曲をやった後、最後は自作の「Viva Vegas」という曲だった。彼女の曲にはストーリーがある。曲を弾く前に説明してくれるので、よけいわかりやすい。この曲はラスベガスに行った時のことをもとに書かれたそうで、スロットマシーンの音を再現してみせた。リールが回転して、1回目は外れで、2回目は大当たり!うまいよ…みんな笑ってた(笑) ほんとに緩急自在に弾くので、優しいパートはとってもきれいで、きらきらしているのに、激しいパートはグランドピアノが揺れ動くぐらいの勢いで、本当に体全体で弾いている。かっこいい。今日はピアノ線が1本切れてしまった…。 私は前回の時も、今回も、彼女のリサイタルのフライヤー(広告)を作らせてもらった。いつも気に入ってくれて、うれしかった。 ほんとに素敵な演奏をありがとう!楽しかった!次はBPCで見れるね…♪

The Trey Gunn Band live @ House Of Blues, Cambridge, MA 2000/09/18

ピアノが弾ける、プログレアンサンブルの授業は上手くいった。楽しかったし、ほとんど弾けた。今までで一番安心な演奏の授業だった(^^; ちょっとDrumが正確さに欠けているという事と、vocalがいないということが残念だった。でもギターの人が(この人がクラスに入れてくれた)「そのうちLTEができれば…」(爆)「私ジョーダンみたいに弾けないよ!!(汗)」 昼、King Crimsonのチケットを買いに行った。でももう22列目しかとれなかった。ま、見れることに変わりはないし♪ 夜、お待ちかねのTrey Gunnを見に行った。何人か誘ってみたけど、結局これた人はいなくて、でも別の友達に会場でちょうど会えたので、一緒に見た。 やばいよ、この人達… いやもうほんとすごかった。Chapman Stickさえ生で見たことがないのに、もっと凄いWarr Guitarの威力を、余さず見せられた気分だった。かっこいいとしか言いようが…。ヤバいって。かなり楽しかった。 バンドは4人で、左にTrey、右にもう一人Warr Guitarを弾く人、その後ろにギター一人、そしてパーカッション。みんなかっこよかった。中でも、TreyとギターのTonyは、非常に姿勢が良かった。Tonyなんか、眼鏡かけて、頭がちょっとはげてて白髪で、レスポール抱えて…あ、Robert Frippじゃないか、それじゃ(^^; でも似てる…と思ったら、本当にこの二人は彼のギターレッスンを受けていたのだった。輪になって、背筋をのばしてレスポール抱えて、ゆっくりタカタカ…(笑)わははは!すごいよ!怪しいよ!かっこいい(笑) TreyのCDは持ってなかったから、曲を全く知らなかった。でも、Gordian Knotは聴きこんでいたので、彼が何を弾いていたかがよくわかった。新作をその場で購入。Gordian Knotにハマった私としては、やがて全部買うと思う。 終わってから、CDにサインをもらったりして話すことができた。すっごい緊張したので、ほとんど言いたい事が伝わらなかった(^^; Showの後ということもあり、耳がきこえにくいので顔を近付けて話さないといけなかった。Treyが目の前10cm先に(爆) うん、今日は実に良かった。