学問のすゝめ

福沢諭吉の「学問のすすめ」を読んでいる。といっても原本じゃなく、現代的に訳されたものなので読みやすい。
が、字面だけが読みやすいのではなく、内容も充分に現代の世界や日本に通じる所があり、凄く分かりやすい事にびっくりした。

戦前だから、例えは武士道的の教えや明治維新後の日本が海外にどう追いつくかという内容もあるけど、今一番心に響いてるのは、自活してまっとうに生きているだけでは蟻と変わらないという事(自分の心身の満足をさらに推し進め、人間としてもっと世の中に役立つ、真実の目的を達成する事が大事)や、目標を高く目指して学問に励む事(ちなみに、飯を炊くのも風呂を湧かすのも学問である)などなど。なるほどその通り、そうありたいものだと思わせるような、まっすぐな意見ばかり。意識を高く、常に向上心を持てという事だ。

日本史の授業で、暗記項目の1つという認識しかなかったけど、やはり”歴史に名が残る”だけある凄い本なんだという事が、初めて分かった。今みたいな広告が出来なかった時代に300万部も売れるベストセラーだったというのも納得。
生きる糧になる1冊、といっても過言ではない(えらそーに…でもホントそう思う)。

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