電気のことがよくわかった。

転載自由とのことなので、ミクシィで見つけた電気の原理的な分かりやすいお話を、ここに載せておきましょ。


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マスコミで計画停電に対して色々な報道がされています。でもよく考えてみると電気のこと、エネルギーのことをたゃんと理解している人は少ないように思います。

まず電気は
(1)貯めておくことが出来ない
(2)発電機は簡単に始動したり停止できない
(3)需要と供給のバランスが崩れると全域が停電する
このことを知ってください。

分かりやすく自転車でたとえます。

多くの方が誤解されていますが、電気というは送電側と受電側でパワーバランスが保たれていなければなりません。坂道でペダルが重いのにこぐ力が弱いと止まってしまいます。(電気の使い過ぎ)逆に子供用の三輪車にお相撲さんが乗ってこいだらチェーンが外れてしまいます。(供給過剰)どっちも自転車は止まりますよね?これを現実世界に置き換えると、なんの通知もなくいきなり全域で停電することを意味します。つまり過負荷でもダメだし、過剰供給でもダメだってことです。

発電というのはそう簡単に電力供給を調整できるものではありません。自転車こいでいる最中に筋力を増やしたり、体重を軽くしたりできますか?無理ですよね?だから個個の体型や筋力に合わせてベストなスピードの範囲内で走る必要があるのです。速過ぎてもブレーキが効かないし、遅過ぎても自転車にまたがるのも難しくなります。今回の地震でいくつかの発電所が停止してます。これは筋力が衰えたことに相当し、つまりコントロールできる幅がせばまっているということなのです。

今回もし需要に関係なく「無計画」に必ず指定時間に指定エリアの停電を実行に移すとします。これは負荷がかからないので鋼鉄製の分厚くて頑丈な自転車からカーボン製の軽い自転車に一瞬で変わっちゃうことに相当します。そうするとスピードが出過ぎてブレーキが効かなくなったり、最悪こぐ力が強過ぎてチェーンが外れてしまうのです。まあ、自転車が乗っている最中にいきなり小さくなること自体あり得ないですがもののたとえだと思って下さい。需要をギリギリで見極めながら「計画」的に停電の行うか行わないかの判断することで急激な変化が起こらないようにしてるのです。気合いとかの問題じゃなく技術的な問題なんです。

全ては刻々と変化するパワーバランスに合わせないといけないんです。「するならする」「しないならしない」と決められるものじゃないんです。むしろ予測される範囲と時間帯を絞って配電を安定させるのは日本でしか出来ない高度な技術なんです。電力会社はいままで無関心な私たちが節電の意識すらする必要がないほど安定して供給を行ってきたのです。

私は専門家ではないのでもしかした誤ったことが含まれているかもしれません。でも私が言いたいことは、普段からの節電と予想される停電に対して心構えが必要だってことです。

電力会社にとっては「計画停電」でも我々にとってはあくまで「予想停電」なんです。我々は停電するしないに関わらず予測される事態に対応出来るようにしておくだけでいいんです。周りの方にこれは「予想停電」なんだってことを、エネルギーがどういうものかを、その理解を広めるという行動でやがてみんなの意識が変わるでしょう。

今東電さんが必死に頑張っています。やらなくてはいけないのはクレームの処理やマスコミ対応ではなく、一日も早い設備の復旧と福島原発の安全の確保です。一人が理解を深めれば、それは私たちに目に見えない形で返ってきます。みんなでこの危機を乗り越えましょう( ̄▽ ̄)

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そっかそっか。
電気工学を勉強された方だそうなので、信憑性は高いと思っている。

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