体験:アシスタントエンジニア

都内某所のライヴハウスで、秋に1ステージだけライヴのPAエンジニアをやらせてもらう事が決まっていて、

…といっても自分はまだ未体験に等しいので、

今日はリハから見学。

一応見学という事ではあったけど、やっぱり何かお手伝いしたいよねえ…と、持って来た軍手をはめてみる。

「じゃあ、ケーブル巻ける?」

「はい、練習してきました」

「根性あるなあ」

根性はともかく、ハイと言えてよかった。巻けてよかった。ほんとによかった。(笑)


その他も、大して仕事はないけど、ミュージシャンのみなさんのセッティングを邪魔しないように、かつ必要なケーブルを接続したり、物を動かしたり。しかし、もっと積極的になっても良かったな。


本番中は、エンジニアさんの作業を眺めつつ、ライヴを見学。

いつもアコースティックなセットで弾き語りやシンプルなバンドが演奏するような場所で、もののけを題材にした打ち込みクラブ系音楽が中心のイベントが行なわれたので、それは不思議な空間だった。そもそも私、クラブ・イベント行った事ないもんなあ。ロック、メタル、ポップとはノリ方が違う。

そして、やっぱり日本だから墨やらちょうちんやら浴衣やらで演出をして、5音階で笛の音でも吹けば和物になっちゃうんだから、面白いよね〜! ライブペインティングというものも行なわれて、これも興味深かったっけ。


この一連の流れをリハのセッティングから見て、本番で魂入れて演奏する人達を観る。
裏方ってほんとに楽しいな。
わくわくする。


ライヴを観ながらふと、自分が音楽の勉強しに大学に行く直前に、エンジニアになるんだ!と盲目的に思っていた事を思い出した。

当時はたしか、演奏できない&曲書けない&ライヴと機材と旅行は好き…といった、感覚的な消去法と好みから出た、漠然とした希望だったはず。ツアーに着いて回りたい。ほんとは、ドリームシアターにくっついて回りたい(笑)。その程度。


気が変わりやすいし、忘れてたし、望まなかったのに、特に今回のご縁に関しては勘違いから始まった出会いで(笑)、その関係を繋いで繋いで約1年。そしてその先に、PA担当を実現する日が来るなんて。っていうか、この会場じゃないけど、もう初めてのPAは出来たんだよ。いつの間にか。(ケーブル巻けなかった日ね。(笑))

どれだけラッキーなんだろう。しかもあまりにも自然な感覚。ただ、ありがたい。
あと言える事は、

チャンスのがすな(ドラクエの作戦風に)




++++Now playing.... I'm Happy Just To Dance With You / THE BEATLES ++++

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