METALLICA live @ Saitama Super Arena, SAITAMA, Japan 2010/09/25

みなさんは、メタリカといえばどのアルバムを真っ先に挙げますか?
私は『METALLICA』('91年)。
そ、新しい方が好きなのだ。もちろん『MASTER OF PUPPETS』『RIDE THE LIGHTNING』も絶対外せないけどね。


そういうわけでこの週末、念願かなってメタリカの来日公演を観る事が出来た。


思ったより紳士的かつおちゃめなヴォーカル&リズム・メーカーの、ジェイムズ・ヘットフィールド。この人がいるだけで伝説を感じられる。ステージ後方に設けられた高台のど真ん中で、巨大スクリーンを背にして仁王立ちでリフを刻む姿はまさに“マスター”。

年はとったけど風貌が全然変わってないカーク・ハメット。ソロをほとんどアルバム通りに弾いてくれて、うれしかった。変えられないよね、やっぱり。

いかつい顔担当のロバート・トゥルージロ。ベース・ソロ・タイムとかいいながら、ビリー・シーンのテクニカルなソロとは全く違って、ただ同じ音で1つのリズムを弾き続けるだけ。やがてペグだけをゆっくりと回してピッチを下げ、超絶ヘヴィになったところで去って行った。なんてシンプルなんだ。男らしい。

そして、元祖リズム・メーカー(汗)のはずのドラマー、ラーズ・ウルリッヒ。こっちも表情豊かでおもしろすぎる。そして噂通り、リズムが……。分析の結果、彼はジェイムズのギターが刻むリズムに付いて行ってるのでバンドの演奏が成り立っているのではないか、と納得(汗)。



後半クライマックス。

スネア・ドラムのヘッドに書かれたバンド・ロゴとか、後ろ姿とか入れ墨とか…今、まさにライヴが繰り広げられているステージ上を映しているのにまるでPVみたいな映像を挟み込んだカメラワーク。

曲の最後にジェイムズが握ったピックをカメラにさりげなく向けて、ピックに描かれている最新作「DEATH MAGNETIC」のアートワークがスクリーンに大写しになる。はじめっから大音量だった歓声が、ひときわ大きくなる。

そのピックがまたギターを弾く体制に握られ、6弦の上側にそっと置かれる。


これはもう、何が何でも絶対あの曲だ。

6弦開放で、E音弾くんでしょ。左手見えないけど絶対そうでしょジェイムズ。

「Enter Sandman」の“E”。


あのリフが流れた時、一番エネルギーが爆発した。



学生時代に大好きで不動の地位にあった4大バンドが、ドリーム・シアター、キング・クリムゾン、ラッシュ、メタリカ(2番目以降は順不同)。メタリカが観られたことで、ようやく4バンド総てのライヴ観戦が叶った。

…なんて、昔の自分だったら狂喜乱舞するところだけど、今はジャンルにこだわらず、逆に何が特別好きか分からないぐらい、好きなように音楽を聴いている。だから今回のライヴも、ほとんど予習(昔聴いてたんなら、復習か)もせずに臨んでしまったけど、新作は一通り憶えていたし、リフもサビも、「Master Of Puppets」のギター・パートも回りのみんなと同じように1曲通して大合唱できたし…

ああーーーー
楽しかった…。

Comments

  1. 白頭老9:02 PM

    ジェイムズがPeruvian Skies弾き始めたらビックリです
    ・・・茶化してごめんなさいごめんなさい。

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  2. あはははは(笑) それ良いです。びっっっっくりです(笑)。あと、ビートルズ弾いて欲しいです。本場ビータリカ(笑)。

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