OZZFEST Japan 2013 @ Makuhari Messe, 2013. 5. 11. - 5.12


2日間。
そーりゃもういろんなことを考えました。


ほら。オズフェスっていうからには、それなりのものを期待するじゃない、ねえ。ロック&メタル・バンドがいっぱい観られる!って。

やっぱりアイドル出て来てバックトラックに合わせて歌い出した時、本気で泣きそうになった。こういうのじゃないんじゃないかなって。

ラインナップ揃えが悪かったとか、動員数獲得できればももクロだろうとなんだろうと構わぬ、とか、メタルはマイノリティだから小さな会場を選ぶべきだとか、とりあえずももクロ見られたからOK、とか、スリップノットもももクロも好きだからOK、とか、とにかくサバスが良かったからそれでOK、とか、いろんな意見があったけど、私は…そうだな…1日目はモヤモヤした印象だったけど、サバスが良かったから少し払拭出来たかなってところかな。


既にライヴレポートは国内の各メディアに登場しているけど、昨日だったかな? 公式サイトからもニュースがリンクされ、大きな動員数を獲得し成功裏に終わったと報道。「また戻ってきてもいいか?」と問いかけていたオジー、来年はどうなるのか気になるね。

…あーそうだ、わたしのミニレポート。

1日目:
ガルネリウス:圧巻のテクニカル・プレイとゴージャス・サウンド! 最後の曲が15分ぐらいあってびっくりした(笑)。

MAN WITH A MISSION:去年サマソニの時に前の方で観てもみくちゃになったので、後ろで観覧。歌ったり踊ったりと、ファン達の熱気がびっくりするぐらい大きかった。途中でスリップノットのシドがゲストDJに加わり、テクニカルなワザを披露(多分)。あれは良かった。

ももクロ:とりあえず見なければと思って観た。土俵がどこでもあくまでも彼女達らしさを貫くパフォーマンスを繰り広げた。私の周りでは、自分の好きなバンドが出るまで「だるっ」と座ったり寝てたりしてた人達が全員立ち上がってた。

マキシマムザホルモン:ひたすらエネルギッシュ。曲は知らないけどパワー全開の豪快サウンドだった。

スラッシュ:こんなに弾きまくるの?ってぐらい弾いててカッコ良かった。ほんとに絵になる人だなあ。しかし、前の方まで行ってみようと思ったら、あまりにも人が少なくて簡単にステージ側まで来られたので、ちょっとがっかり。まあそれはともかく「Paradise City」とかやってくれてた。いつか、「Been There Lately」だっけ? スネイクピットの1曲目が聴きたいな。もうやらないかな…

スリップノット:8人いるといろいろ観る所があって楽しい。ミックの直線的な動きが好き。ジムは髪が短くなり、ヒゲが増え、これまでとはかなり異なる容貌になっていたのでびっくり。ビル・ケリハーか誰かみたい。

2日目
coldrain:アツい!

アンセム:このバンドのグルーヴがめちゃめちゃ好き。ベースの音量がでかい為なのか、音色なのか、とにかくベースの存在感があることでバンド・サウンドの一体感がガッツリ前に出てきている。8分音符でダカダカダカダカ…♪とかリフが刻まれるだけで満足。MCも必要以上に引っ張らず、すぐに曲をやってくれる所も好き(笑)。祝・柴田さん復活。

MUCC:打ち込み+Jポップ+和風な感じだと思った。歌詞や歌メロがキャッチーな所、なおかつ結構ギターが弾きまくってる所など、いろいろ良い感じに融合されている音楽、という印象。メロディックに歌う時のボーカルの声は吉井和哉にちょっと似ている。

AA=:1人打ち込みユニット…のバンド・ヴァージョン。テクニカルで面白かったけど、そろそろ爆音に疲れてきたのでケバブを食べに退散。外国人の男性の横に座ったけど、1人でつまんなそうにしていた。話しかければよかったかな…同じフェスにいるんだから、何語とか関係ないよね。「ブラック・サバス?」「ストーン・サワー?」だけで会話出来たかも。

スティール・パンサー:音楽だけ聴いたらボン・ジョヴィ級、テクニックもワールド・クラス。なのに、全部下ネタ。歌詞、MC、一挙手一投足に至るまで下ネタ。変なバンド(笑)。ラス・パ…じゃなくてサッチェル、カッコ良かった。

人間椅子:高校の頃、ギター・マガジンで初めてその名前とジャケ写を見てから「このバンドは聴くまい」と固く誓った、それがこのバンド。まさか本当に観る機会が来るとは…。でもね…和風モーターヘッドだった…(笑)。カッコ良かった。ここまでエンターテイメントにしてくれると振り切れてると面白い。ブラック・サバス的なおどろおどろしさ、ヘヴィでどっしりしたグルーヴ、おじいちゃんに見えてしまうけど凄くキレのある和嶋さんのギター・ソロ、そして…なんでこんなに盛り上がってんの?ってぐらい熱狂的だった大勢の観客。不思議。フェスだから楽しんでいるのか?それだけじゃないよね? いや、ほんと独特の世界に引き込んでくれて、面白かった。

ストーン・サワー:「最近同じ事言ったかもしれないけど、もう1度言わせてもらう。日本のファンは世界一だ!」と、コリィ・テイラー。かっこ良かった。1st、2ndあたりは聴いていたから、ところどころ好きな曲があって楽しかった。スラッシーな楽曲をやると、こういうのスリップノットでやらなくていいのかな、なんて余計な心配をしたけどね…。まあ、こっちには太鼓にのっかってゆらゆら揺れるピエロはいないからね(笑)。

ブラック・サバス:「Oi oi oi oi!」暗転したステージから、いきなりそんな掛け声で幕を開けたヘッドライナー。ヘヴン&ヘルでトニー・アイオミとギーザーは観てたけど、やっぱり中央にオジーがいるっていうこの絵柄は、豆粒ほどの大きさでも遠くから肉眼で観られただけで嬉しい。目の前で確かに生きた伝説が演奏している、という事だ。オジー・オズボーンの時もサバスの曲をやってくれるけど、やっぱりこれがいいねー。

「War Pigs」「Iron Man」など、一緒に歌って満足な曲はいろいろあったけど、やっぱあれでしょ、「Black Sabbath」のイントロ。たった3音でヘヴィ・メタルのジャンルを確立した脅威のデビュー曲、これに勝るものはないね。

私はディオの時代も同じぐらい大好きで大好きだけどね。「Turn Up The Night」「Neon Knights」この出だしの刻みがたまらん(笑)。こういうの好きだ。アンセムと同じ。といいつつ、トニー・マーティンも好きだしイアン・ギランだって当然ながら……こんなにラインナップが入れ替わりながらもまっとうに作品を作り続けてきたなんて、サバスってすごい…

あまりにも強烈だったので、終演後、他に何を観たのか思い出せないぐらいだった。

これが本当の、”終わり良ければ総て良し”かもしれない。

やっぱり、また来てほしいな。

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