オーディオ・インターフェイスかマキシマイザー

時々機材を新調したくなる。
もちろんいたずらにお金を使うつもりはないし、無駄なものを買うつもりもない。

でも、タイミングを見て、2つ考えてるうちのどちらかの買い物をそろそろしたい。


1)入力の多いオーディオ・インターフェイスがほしい。願わくば音質も良い方がいい。


一番の理由は、ピアノの弾き語り一発録りができる環境を整えたい。絶対的に必要ではないがやはり貴重な録りの瞬間を活用できるのなら、あるに越したことはない。

そしたら、RolandのOCTA-CAPTUREだよねー! 入力いっぱいあるし。
でも入荷がずいぶん先なんだよなあ、なおかつ知り合いの方にダメ出しされた…というところで話が終わっていた。

今日たまたま時間ができたので、池袋の石橋楽器で店員さんに尋ねた結果…


Roland OCTA-CAPTURE
マイク・プリの音質:良い
アナログ/デジタル変換:良い
入力数:8(マイク・プリも8個)
価格:¥59,800


AVID / Pro Tools + Mbox
入力:4
マイク・プリの音質:いやーあんまり
アナログ/デジタル変換:まあ良い
価格:¥69,000


Focusrite Scarlet 8i6
マイク・プリ:良い
入力:2
価格:¥27,000


MOTU Audio Express
マイク・プリ:まあ良い
(マイク・プリの数は2つ)
入力:6
価格:約¥50,000



ま、純粋に入力の数だけ鑑みて決めればいいんだけど、「音質はどうなんだろ」と思考に横槍が入った。


オーディオ・インターフェイスの「音質の良さ」を指すものは2種類ある。

a) マイク・プリアンプの音質
b) アナログからデジタルへ信号を変換する時の精度

なんと私にとって意外だったのが、店員さんは「Octacapture」激押し。しかも、MBOXの性能を尋ねると良い返事が返ってこなかった。先述した知り合いのエンジニアさんの場合、MBOXは「グレートだぜ」状態。そもそもずっとProToolsの新しいのが欲しかったし、この世界最強レコーディングソフトにくっついてるMBOXなら、この価格帯では音質も最強だろうと思ってたのに。結局あれか、好みなのか!?

また、フォーカスライトはもともとマイク・プリを作っている会社なので、音質の評判は推して知るべし(あ、いい意味でね)。ノーチェックだったけどアリかもね。でも、入力2つじゃ今と状況が変わらないんだよね。


別案として、オーディオ・インターフェイスはこれまでのものを使い、マイク・プリ・アンプを単体で買うことも考えられる。そーだった、音質上げるにはこの手があったよね。

マイク・プリは単体で3〜5万円。ARTの安いのだったら¥15,800ぐらいで売ってるし、案外あれでいいのかもしれない。

ただ、このぐらいの買い物では「ピアノ弾き語り一発どりができる」ようにはならず、私が現時点で提供する音源がTVで流れるとかありえないので…あれ? ちょっとまてよ? まあ、そういう可能性は限りなく低いので、今マイク・プリにこだわるのはちょっと違うかもしれない。

うん、遠回りした。やっぱり、マイク・プリは後まわしだ。今はコンデンサーマイクがあるしね。これだけでもSM-58を使ってた時から比べてかなり改善されたもん。

やっぱり、Octa-CaptureとMBOXの間で詰めよう。


さて、こっちの方が切実な問題。

2)マキシマイザーがほしい。



音圧競争をするためではない。だってそもそも、競争のスタートラインに立てないほど、わたくしのオケは音量が小さいのであります。
そこで、プロも使うWaves とやらをアマチュアもしてみむとするなり。
というか、プロアマ問わず、使ってるものだ。

だがしかし。
高い。

WAVES /
L316 Multimaximizer Native

価格;¥55,800





ま、それだけの価値はあるだろう。お金に余裕があったら、いつ買っても後悔しない。むしろ必携ソフトだ。

現在、マスタートラックにコンプなど何1つ入れず、普通に音源を2ミックスとして書き出しただけでは、大げさにいうと蚊の泣くような音量にしかならない。これは大変悔しい。だけど、今使ってるDigital Performerのプラグインのリミッターだと、プリセットを使っても、そこから設定をいじっても、耳に痛いし、ぐぎゅぅ〜〜と詰まった感じで気持ち悪いしで、ちっとも聴けたものじゃない。だからWavesのL3があれば、そのあたりの悩みが大幅に改善される。うん、この話は耳にタコ。


でも、コンプやEQなどの調整を地道に行っていけば、手持ちのプラグインでもそれなりの音圧に上げる事は出来る、と店員さんは言っていた。それはそうだ。そして、完成すればプリセットとして保存していつでも呼び出すことができる。だけど当然ながら、DPのプラグインを駆使してWavesに迫るクオリティの設定が出来上がるのに、どれぐらい時間がかかるかが問題は。これまでも結構やってみたつもりだけど、そう簡単に違いは出なかった。ちょっと道のりが長い気がする。


まあとにかく、デモを録ってシャッと渡したい時に「ポチっ」とWavesを呼び出して「グワッ」と音量が上がれば手っ取り早くていいよね。そりゃ、そうさ。

でも、耳を鍛えるという意味では手持ちで何とかする方が良いような気はする。いい時も悪い時も、とにかく要領の悪い道を選ぶのが上手い自分に呆れてしまうけど、今回またしても、そっちのいばらの道のほうが魅力的に見える。

…しかし、この話で3年ぐらい悩んでない? あなた。
とっととWaves買っちゃえば?(笑)



一度に両方は買えないけど、どっちも気分的には「いるっちゃあいるけど現状で何とかなるっていえばなんとかなる」レベル。とりあえずインターフェイスの目星をちゃんとつけて、あとは懐具合と楽器店などのお得キャンペーンのタイミングを見計らって飛びつく、という感じかな?

結局、今日の戦利品はこちら。


++++Now playing.... My Favorite Things / Hiromi's Sonicbloom ++++

Comments

Popular posts from this blog

いいもんみっけた! バークリー音大が無料で提供している音素材

RME FireFace UCX 基本の使い方メモ

Praying for people in Boston