THE DARKNESS : Live Report from LOUD PARK 11
THE DARKNESS
ファルセット・ヴォイスが印象的なロックンローラー、ザ・ダークネス。1stも2ndもよく聴いていて、ジャスティン・ホーキンスのあの奇抜なルックスを好きでもないのについ眺めてしまう、そんなファン度だったこのバンド。薬物問題で表舞台を離れ、ああ、悪い方に行っちゃったなと思っていたけれど、今年3rd新作を発表して見事シーンに復活。
しかしジャスティンのルックスは以前と相当変わってかなり痩せた印象。ひげも、正直以前のジャスティンかどうかわからず、何度もラインナップの名前を確かめたぐらい、違和感があった。弟のダンのほうがよっぽどそれっぽい(?)顔をしている。
とにかく私は初ライヴだから、それなりにステージの側まで寄って待っていた。1曲目はインスト。ギタリストでもあるジャスティンがリードをとる、どっちかというと歌のない歌物…みたいなロックンロール。これって大丈夫なのかな…と思ったけど、すぐにマイクを持ち、あの裏声で歌ってくれた。うん、本物。間違いない。新曲や昔の曲で、観客は盛り上がる。「One Way Ticket To Hell (& Back)」好きなんだよね。
でも、なんか、心配だ。
とある曲の途中でダンに話しかけ、ステージを去ってしまった。どうしたんだろう。でも、兄さんの言葉を聞いたダンはハハッと笑っていたし、去り際にクルーへ向かって「ピックを足しておいて」と言ったようだ。
戻ってきたジャスティンは着替えていた。ツーピースの全身タイツから、ワンピースの全身タイツ(黒い羽付き)へと。
ああーそっか。下がね、脱げそうだったんだね。気になって動けないよね、フロントマンだもの。さっきから何度も、ウエスト部分を引き上げたりしてたっけ。しかし新しいタイツは何だ。彼の蝋人形の衣装にもなっている、ショッキングピンクのボーダー柄のものとよく似ていて、インパクトが強く、改めて周囲から歓声が湧く。衣装の心配がなくなったジャスティン、今度はギターを手にしてガンガン動きまわってはリードを弾いていた。やはりカリスマフロントマン、他のメンバーには自然と目がいかなくなってしまう。
でも、ダンのギターのほうが音はずっと良かった(^^; ソロを執っていても、もう片方が目立ち過ぎなのでスポットが当たらなかったり、音量も上がらなかったり…なんてこともあったけど。ベーシストもルックスにインパクトがあって(マクロスFのボビー・マルゴみたい)、いいプレイをしていたと思う。
でも、結局、いつもデビュー当時に写真で見ていたようなジャスティンの笑顔は一度も見られなくて…
楽曲もロックンロールとして、カッコイイんだけど、たぶんいわゆるグルーヴというものが感じられなくて…
あまりぐっと来なかった、というのが正直な感想。
きっと、これからだ…と思いたい。
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