Portnoy, Sheehan, McAlpine, Sherinian live @ ZEPP TOKYO, 2012.11.14



楽しかった〜〜!!

懐かしく嬉しく、味わわせていただきました。
A Change Of Seasonsの「Crimson Sunrise」に始まり、マイク一人じゃやらないだろと思っていたリキッド・テンション・エクスペリメントの「Acid Rain」でノックアウトされた。

マカパインがビリーとやった「The Strangers」(残念、聴いてなくて思い入れが足りなかった)、みんな大好き「Stratus」、プラネットXの「Apocalypse 1470 BC.」…次のトニーのギター・ソロには、後半でデレクが加わってなんと「Anna Lee」のインスト・ヴァージョンに。デレクの曲だからDTのライヴでは観られるはずのなかった「Anna Lee」が、ここに。泣けるじゃないの。私は「Anna Lee」への思い入れは相当だからね。

それから全然ブギーじゃない「Billy's Boogie」…っていうか正直、トニー周りはあまり詳しくなくて申し訳ない…。ライヴ前に聴いたのが『PREMONITION』だけだった…。ビリーにもソロ・タイムがあり、まあこれはいつものビリー・シーン。やっぱ、あの激ソロを繰り返し繰り返し高校の時に観ていたから、馴染みあるその姿になんとも言えず、嬉しくなる。最後は「To Be With You」で締めくくられた。ここからはまた懐かしく、TALASの「Farandole」が炸裂。クラシカルだなあ。いいなあ。

今度は、デレクがゆっくりとしたメロディーを弾き始めた。その音色は、「Hell's Kitchen」。インストだから当然全部やってくれて、そのままいったん「Lines In The Sand」へ突入…する前に、「あのイントロの音色」だけでしばらくソロを弾いて、ようやく待ちに待った冒頭のメロディーをガーンと…。

その流れは、ドリーム・シアターの『ONCE IN A LIVETIME』の頃のライヴでよくやっていたあれであり、デレクがソロになってからのライヴでも披露されたあれであり、しかも今回はマイクと2人という、よりDTらしい編成のライヴの中で弾かれたあれであるので、…感慨ひとしお。

しかも「Lines In The Sand」は歌パートを飛ばして、エンディングまで弾いてくれた。ちなみにこの曲、トニーとビリーは「適当」だった(笑)。まあ長いし、他に音数詰まった曲いっぱいあるもんね。別に完コピしなくていいよ。でも、だからこそなのか、ペトルーシの「正確無比なピッキング」が文字通り正確無比なピッキングなんだな、ということがよくわかった。トニー結構音程外すのね…。

ジェフ・ベックの「The Pump」も良かったな…。ソロ回しもあったっけ。みんなで手拍子しながら盛り上がった。

アンコールでは「唯一歌ものをやるよ!」と言って、「Shy Boy」。何っ! ずるい!(笑) 大騒ぎするに決まってるじゃないか。前回来日時のMR.BIGの最後もこの曲だったっけ。


マカパイン歴は浅いけど、一応彼は『ULTRA ZONE』のヴァイの時にKenmoreのAXIS(なつかしー!)で観ていて、デレクもケンブリッジのMiddle Eastでソロのバンドを観てるので、一応全員一度は演奏しているところを観たことがある。だけどなんだか、「この4人」という編成の新鮮さ、そして何より印象深い選曲でインストゥルメンタルのみのライヴをこんなにも心を揺り動かされ、懐かしく感じるようなセットリストで披露してくれたこと…。それがとっても嬉しく、楽しく、泣けた。

この4人の将来の音楽、もしくはそれぞれの個々の活躍(MR.BIGでもソロでもADRENALIN MOBでも)を祈る。

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