墨藍紅黄→百花繚乱の印刷物(社会見学レポート)

巨大な印刷機が動くのを目の前で観た。

印刷が始まると室内のシャッターが閉められ、機械の轟音が鳴り響く。紙が刷られている瞬間は立っている位置からは見られなかったけど、そのかわり4色のインクの印刷機を通して刷り上がったシートが超高速で重ねられていくのを見て、ようやく実感。

通常セットされるインクは、シアン、マゼンタ、イエロー、スミの4色。どろどろした原液をローラーで練って均一にならし、出る量を調整して…各インクの機械を1つずつ通ったら、いつも目にする雑誌や本のページが出来上がる…。なんて凄いんだ。

時々、オペレーターの方が1枚シートを適当に取り出して作業台に持って行き、校了紙と比べて色の状態を確認。そして、インクの調節。リアルタイムで…。どろどろのインクが練られている様子とか、毎月毎年へろへろになりながら作っている校了紙が、ここで使われているんだ、と知った時の感動といったら…。

その他、折り、断裁、製本など、止まってはいたけどいろんな機械を見られた。

でも、やっぱり一番は印刷の瞬間だったな…。
ものすごく興奮した。面白すぎる。

巨大な工場だけに作業の効率化を図って作られた機械にも感動。一度にできるだけ多くの本を刷れる構造、不良品を出しにくくするための製作段階での工夫、チェック段階での工夫…。トイレットペーパーのおばけのような巨大ロール紙を倉庫から持ってくる、という所1つ取っても、発注数を正しく伝達するしくみとか、次の工程が行なわれる場所まで一番最短距離で運搬できるようになっている…といった、無駄のなさが詰まっていた。

絶対感動すると思ったけど、やっぱり感動した…。

欲を言えば、巨大トイレットペーパーに印刷される輪転機が動いているのを遠目でしか見られなかったので、あれを間近で観たかったな。あれは、遠くからでも迫力があった。


楽しかった〜〜〜!

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