YES live @ Shibuya Kokaido, TOKYO, 2012.4.19
スティーヴ・ハウのかなり近くの席で、じっくり見られたはじめてのイエス。
カッコ良かった。
紳士だ。職人だ。伝説だ。
ジョン・デイヴィソンだったかな。オリジナル・ヴォーカリストのジョン・アンダーソンのような声の持ち主(彼で2人目らしい)。ロバート・プラント、ゲディ・リーなど、ハイ・トーンで歌うのが持ち味のヴォーカリストは年齢とともに低くなっていく声域を変えることはできない。ゲディはまだまだ前に出てるけど、ジョン・アンダーソンはもう歌ってないのかな。それでもこうして若い人が、昔を彷彿させるような声で歌ってくれると、これはこれでとてもありがたい。まだ他のメンバーは弾けるしね。ゆっくりだけど。
エクストリームのライヴでは全員が最初から最後までスタンディングだったけど、こちらは幕が上がってメンバーが現れても誰一人立つ人がいなかった。(汗)アンコール直前で、初めて起立。以前観たクリムゾンの時だって、スタンディング・オベーションでまず出迎えたよー。その後全員着席したけど。いやぁでも、いいんだよ、なんか、全然違ってていい(笑)。
いやーそれにしても前半の長い曲は…
メロディーがメロディーを誘う自然な楽曲の流れに身を任せていたらあっという間に時間が経っていた、という感じ。不思議な旋律、幻想的なヴォーカルとその歌メロ、こないだのエクストリームとはまた違ったハーモニーの美しさ…プログレッシヴ、という言葉がよく合う。その、このフレーズを何回繰り返して最後は16分の15拍子でキメる、とかじゃなくて、もっと何か自然な歯車みたいな。そういう世界だった。
スティーヴ・ハウのソロ・タイムもあったっけ。なんかこの人ほんと凄いよ。アコースティック1本で2曲、1人アンサンブルを弾いてくれたけど、迫力があって、音がいきものみたいにくっついたり離れたりしていて、本当に面白かった。
そういうわけで新作はあまり聴きこんでなかったから、昔の名曲でやっと思い出を重ねられる。嬉しかった!「Owner Of A Lonely Heart」が来た時は涙。ものすごくシンプルなベース・ラインを繰り返しているだけなのに、そのカッコ良さといったらない。そして一番聴きこんだ『FRAGILE』から、「Heart Of The Sunrise」! 演奏が魔法みたい。うれしいーー! っていうか、あのベースパートは、そっくりそのまま「Octavarium」(どりーむしあたー)のあそこだよね! 聴きながら気づいた…。
そしてアンコールの一番最後にやってくれた「Roundabout」。これはやっぱり…欠かせないなあ。イントロのフィードバック音が鳴った瞬間、歓声が上がる。みんな待ってた、って感じ(笑)。だけど、長いこと弾いて飽きたのか、スティーヴのギターのフレーズはちょっと端折り気味。シー…ラシラソー…♪の「シ」と「ラ」の間の「ー…」がない、とか。結構残念だったけど、まあ聴けたからいいや。
後ろの大型スクリーンに映しだされていたのは、主にイエス作品のジャケットのアートワーク。あくまであの幻想的な水彩画っぽいのに、山や雲が迫ってきたり、鳥が羽ばたいて行ったり…雄大な3D構造になっていたのが、凄く雰囲気が出ていて◎。
散々エクストリームの話を混ぜてきたけど、ここで観客席にヌーノがいたことをお伝えしておこう。きっと、今日はこの会場でファンクしていただろうな。っていうか原宿ではアーチ・エネミーがサプライズ・ライヴの第2夜を行なっていたはず。どうなってるの日本、幸せすぎじゃない?
バンドでコピったことで一番思い入れのある「South Side Of The Sky」を聴くためにも、クリス・スクワイアの「See you next time!」の言葉を信じよう。
カッコ良かった。
紳士だ。職人だ。伝説だ。
ジョン・デイヴィソンだったかな。オリジナル・ヴォーカリストのジョン・アンダーソンのような声の持ち主(彼で2人目らしい)。ロバート・プラント、ゲディ・リーなど、ハイ・トーンで歌うのが持ち味のヴォーカリストは年齢とともに低くなっていく声域を変えることはできない。ゲディはまだまだ前に出てるけど、ジョン・アンダーソンはもう歌ってないのかな。それでもこうして若い人が、昔を彷彿させるような声で歌ってくれると、これはこれでとてもありがたい。まだ他のメンバーは弾けるしね。ゆっくりだけど。
エクストリームのライヴでは全員が最初から最後までスタンディングだったけど、こちらは幕が上がってメンバーが現れても誰一人立つ人がいなかった。(汗)アンコール直前で、初めて起立。以前観たクリムゾンの時だって、スタンディング・オベーションでまず出迎えたよー。その後全員着席したけど。いやぁでも、いいんだよ、なんか、全然違ってていい(笑)。
いやーそれにしても前半の長い曲は…
メロディーがメロディーを誘う自然な楽曲の流れに身を任せていたらあっという間に時間が経っていた、という感じ。不思議な旋律、幻想的なヴォーカルとその歌メロ、こないだのエクストリームとはまた違ったハーモニーの美しさ…プログレッシヴ、という言葉がよく合う。その、このフレーズを何回繰り返して最後は16分の15拍子でキメる、とかじゃなくて、もっと何か自然な歯車みたいな。そういう世界だった。
スティーヴ・ハウのソロ・タイムもあったっけ。なんかこの人ほんと凄いよ。アコースティック1本で2曲、1人アンサンブルを弾いてくれたけど、迫力があって、音がいきものみたいにくっついたり離れたりしていて、本当に面白かった。
そういうわけで新作はあまり聴きこんでなかったから、昔の名曲でやっと思い出を重ねられる。嬉しかった!「Owner Of A Lonely Heart」が来た時は涙。ものすごくシンプルなベース・ラインを繰り返しているだけなのに、そのカッコ良さといったらない。そして一番聴きこんだ『FRAGILE』から、「Heart Of The Sunrise」! 演奏が魔法みたい。うれしいーー! っていうか、あのベースパートは、そっくりそのまま「Octavarium」(どりーむしあたー)のあそこだよね! 聴きながら気づいた…。
そしてアンコールの一番最後にやってくれた「Roundabout」。これはやっぱり…欠かせないなあ。イントロのフィードバック音が鳴った瞬間、歓声が上がる。みんな待ってた、って感じ(笑)。だけど、長いこと弾いて飽きたのか、スティーヴのギターのフレーズはちょっと端折り気味。シー…ラシラソー…♪の「シ」と「ラ」の間の「ー…」がない、とか。結構残念だったけど、まあ聴けたからいいや。
後ろの大型スクリーンに映しだされていたのは、主にイエス作品のジャケットのアートワーク。あくまであの幻想的な水彩画っぽいのに、山や雲が迫ってきたり、鳥が羽ばたいて行ったり…雄大な3D構造になっていたのが、凄く雰囲気が出ていて◎。
散々エクストリームの話を混ぜてきたけど、ここで観客席にヌーノがいたことをお伝えしておこう。きっと、今日はこの会場でファンクしていただろうな。っていうか原宿ではアーチ・エネミーがサプライズ・ライヴの第2夜を行なっていたはず。どうなってるの日本、幸せすぎじゃない?
バンドでコピったことで一番思い入れのある「South Side Of The Sky」を聴くためにも、クリス・スクワイアの「See you next time!」の言葉を信じよう。
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