精神面で修行

今日、Prophet 5というシンセサイザーの本物の機械(そう、ソフトウェア音源じゃなくて)の演奏を聴いた。とあるライヴのとある楽曲で、Bメロでタラララ、タラララ…♪って同じアルペジオを繰り返してるだけなのに、そこが始まった瞬間、耳と目が注目。

なんか、よかったんだな。

その程度か感想は!
でも、なんか惹かれるものがあった。

別の曲でも、やっぱりBメロの繰り返しフレーズが、控えめなのになんだか良くてつい聴いてしまった。

楽器を正面から観てみたかったな。楽しいんだろうなー。

原宿にあるという5Gだっけ。シンセの巣窟(!?)、前々から行ってみたいと思ってたんだけど、近々本当に観に行きたい。


たまに楽器店で見かけるけど、実はグラフィックイコライザーもそんなに高くなかったりするんだよね、中古で探すと。あ、ラックものの話。まーでもこないだリミッター買ったんだよね。あれ、ちょこちょこ使ってるいいと思う。まだいろいろ機能があるので、新しいものを買う事は考えてないけど…生シンセ、さわるだけでも絶対楽しそう!! とかいいながらGAIA買っちゃいそうだけど(笑)。

ややや。

「音がいい」は楽曲に対する一番最後の褒め言葉。音の良さって、聴く側にとってはどーーーーーーでもいいんだよ。曲がよければそれでいい。まずそれが本物。その他は後から付いてくる。もちろん音響のプロが手がければ素晴らしい音になるけど、それが際立つのは良い楽曲だからこそ

その、よい曲を「お、イイ曲だね」と聴かせられる程度のクオリティであれば、また、音質が話題に上らない程度であれば、たぶんそれが及第点。たとえばdbxをこのセッティングで使ったからこんな音になったんですなんて口が裂けても言う必要はない。ふざけんな、たまたまじゃ。誰のためになるんだそんな情報(笑)。私こういう事すぐ言っちゃうから、ほんとアホだと思う。

音に関しては、作り手のイメージが実現すれば良い。

以前プロのアンプ・ビルダーが言っていたけど、アーティストから「太いサウンドが欲しい」といわれても、それは文字通り”太いサウンド”ではない。ゲインと言われずともこういう感じのゲインを出して、高域をいじるなどした結果、それがそのアーティストが「太いサウンド」と表現するものになる、ということだ。「丸い音で」などというアーティストのもつイメージを「何ヘルツ何dB」に翻訳して実現する、そういう仕事みたいだという話だった。そうだよ、ヘルツの数字を使うコミュニケーションは同業者の間でやればよい。同感、納得。

だから、「イメージ通りになっている」は必須。「音もいい」って言われたら超らっきー(私ごときには現時点ではありえないけど/笑)。

しかしその、せめて音に関して何も言われない(何も考えずスムーズに聴ける)レベルにせめて達するために、かけずり回る覚悟はある。そのためにこっそり積む修行であり、身につける機材関連のノウハウであり、耳を鍛える修行である。しかも楽しいときた。またそれは水面下でやるべき事で、知られる必要もない。報われなくていい、そんなもの期待したら自分が持ってたつもりの誠意なんて大嘘。きっと、仕事に対して心残りがなければ成功だ。少ないけど、上手くいく時はいつもそうだった気がする。自分を捨てた時ほど上手くいく。レベルも相場もつけず、心の浮き沈みに負けず…ってなんかまじめすぎて潔癖すぎてやっぱりアホみたいだけど、そーゆー心構えもあって、とりあえずワクワク楽しくいけばいいと思う! がーんばろーっと。

そろそろ書いてないで、黙って明日のために進むである。

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