TNT live @ Club Citta' Kawasaki 2014.5.31

名作『INTUITION』の25周年記念ライヴ。さらに、看板ヴォーカリスト、トニー・ハーネルが復帰しての久々の来日…ということで、話題満載の今回の公演、初日を観てきました。

『TELL NO TALES』と『INTUITION』は問答無用のおすすめ、といわれて数年前から聴いていたけれど、実はこの来日の予習として聴き始めた、ほかのアルバムの方がずっとピンと来た(笑)。『THUNDER』なんとかとか、「Downhill Racer」とか。ま、それで改めて『INTUITION』に戻ってみるとおぉっ!と思うものもあったので、やっぱり大局的に把握しないとわからないものだ。

まずは白装束のロニー・ル・テクロに目が釘付け。写真とかで見ていた、あのまんまだ。プレイも振る舞いも、何もかもが個性的。なんか、練習してるなー!!っていうプレイだった。ギターは持ち替えるけど、何弾いても同じ音だよ(笑)。フレージングとか、メロディー・センスに強い個性があって、正直なところ私はちょっととっつきにくいなって思うんだけど、好みかどうかを差し置いてもあれは独特以外の何物でもない。うわさのトニー・ハーネルもなかなか素晴らしかった。だけど全盛期はもっと凄かったのね、後で昔の映像を観てわかったよ。でも、全体のサウンドはまさにTNTといっていいのかな。トレードマークのハイトーン・コーラスは女性のバック・シンガーを2人付けることで見事にカヴァーしていて、これも良かった。年をとると、みんな声が低くなっていっちゃうのは避けられないからね。

ともかく、メインはやはり『INTUITION』のバックドロップをステージ後方に掲げて同作からの楽曲を幾つか披露してくれた所。「End Of Line」は相当聴きこんでいたので、これをやってくれた時は感動したー。長年のファンには、こういう思い入れがどの曲にも詰まっているんだろうな…。とにかく曲が良いものばかりなので、つい聞き惚れてしまう。


それだけに、1時間半足らずで終演となってしまったのは惜しい。もっともっと聴きたかったなあ…。

Comments

Popular posts from this blog

RME FireFace UCX 基本の使い方メモ

いいもんみっけた! バークリー音大が無料で提供している音素材

文字通り、翻訳の原点