フェア・ウォーニングのライヴだったけど

フェア・ウォーニングのライヴを、新宿の厚生年金会館で観てきた。

一応高校時代に聴いてはいたものの、ハイトーンで歌い上げるタイプのメロディック・ヘヴィ・メタルはあんまり好きじゃなくて、うーんと思っていたが、LOUD PARK 09で観ると好きな曲はわりとあったので、ひとまず楽しみにやってきた。

うん、かっこいい。
歌メロもいいし、ベテランなだけに演奏もしっかりしている。さらに、サポートのコーラス&ギターの人が結構上手い。
後半に行くに従ってアップテンポな曲が増え、より面白くなってきた。
ヘルゲ・エンゲルケもしっかり弾きまくり。「さくらさくら」を交えたソロもあったり…1弦30fあたりから、3連で下降するフレーズが手癖だなというのも分かった。


トークもそこそこにできる限りたくさんの楽曲を演奏してくれて、最後らへんで「上を向いて歩こう」を日本語で歌ったりしていた。
もっと思い入れが強かったら、回りみたいに盛り上がったかもしれないけど、それでも十分満足、満足。




と思いきや。


ちょっと離れたところで観ていた知り合いの人(相当いろいろな音楽を聴き込んでいる)に後で合流したら「もう〜だめだったな今日は」だと…。

一応、正直な気持ちを伝えた。
「でも、後半につれて結構良くなったような気がしたんですけど…?」

ところが、
「…後半に行くほどヨレてた。まとまってない」

がーん。

確かに、ギターソロが終わってサビが転調したのに、まだギターが前のKeyで弾いてたのが気になった箇所ぐらいはあったけど…
私がその他の曲を聞き込んでないのも悪いけど…



じゃあ今日私が楽しかったのは、何?
楽曲パワーか。
うん、それはあるだろう。それぐらい認めてほしい。



しかし、この意見のくい違いは今に始まった事ではない。
LOUD PARK 06、っていうと第1回か。あの時、大好きなバンドが出ていて(イコール曲はばっちり暗記!)、凄く良かったのに、ヴォーカルの音が完璧に外れていたんだって。

とあるツテで、その日の録音を聴く事ができたけど、確かに、本当に外れていた。
まあこの時はフェスだったので、渾然とした状態で音なんて分かんないよと言い訳したい…けど、実は「これ気づかなかったらおかしい」ってぐらい外れてた…。


だって、ライヴってのはね〜。本人目の前にして楽曲ともども盛り上がって楽しくなっちゃうから…。
でも、音程とかまとまりとかいう話で、正確な判断がこれほどまでに出来なくなるってのは一体…。


別に落ち込んでないけど、今日のように正直に思ったことと真逆の感想を聞かされると、やっぱり考えさせられる。

これは仕事におきかえると、本番に弱いっていうのかな。
ライヴのPAとか、向いてないんだろうなあ。
その場で的外れな判断をしてしまいかねない。

やっぱり、裏でちょこちょこやって、「はいーできましたーーー(汗)」って見せる方が合ってるのかも。
ドミノはきれいに倒せなくて、むしろ準備する方が得意、とか(笑)。


++++

Now playing.... Hey Girl / FAIR WARNING

++++

Comments

  1. いや!

    そんなことは、ないです。

    ライブの感想ってのひゃ

    じゃなくて

    ライブの感想ってのは

    まったくもって、その聴き手それぞれによって全然変わるものなんす。


    そもそも座っている場所によっても
    聞こえる音は違うし

    その日、その人の体調や
    座っている場所によっても違うし。


    ていうか

    恋人同士が
    「今日はライブ良かったね~」と
    語るというのとは違うわけですので


    もう

    全然違ってあたりまえ


    逆に言うと

    どこの感じ方が違ったかを比べて楽しむくらいが
    ちょうどいい

    のかもです。



    はい、ほんとに。

    ReplyDelete
  2. うーん。
    場所、体調の違いにいたるまで、確かに、大いにありますけどね…。

    あそこまで相容れないと…

    そっか、楽しんじゃった方がいいなあ。

    ReplyDelete

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