Harem Scarem lives @ Club Citta Kawasaki, 2013.10.5, 10.6
なんとも幸せな2日間でした。
ハーレムは、高校の時に大好きなバンドの1つだった。『BELIEVE』、それから『BIG BANG THEORY』をよく聴いていた。一番の名作とうたわれる『MOOD SWINGS』は少し経ってから聴き始めた。だから「No Justice」や「Saviors Never Cry」といった超定番曲を覚えたのもつい最近のことだ。しかし今回のメインは『MOOD SWINGS』のリリース20周年記念ライヴ。
いや、なんというか、幸せでした。
「Saviors Never Cry」「Sentimental Blvd.」をはじめ名曲の数々。ギターとヴォーカルだけの「Jealousy」、ギターがメインの「Mandy」、ハードな「Empty Promises」、出だしから鳥肌ものの「No Justice」、カッティングが観たくてたまらなかった「Changes Come Around」…。
そしてっ
大好きな「Karma Cleansing」と「So Blind」。
確かラジオで初めて聴いたのが「So Blind」だったのかな。それでハマったんだ。もう、これはバッキングも歌メロもフィルもソロも、何もかも歌えるだけに、やっぱり思い入れの深さが違った。「Karma Cleansing」はハーレム・サウンドの全体像からするとかなりヘヴィな部類に入るけど、エキゾティックなスケールをふんだんに盛り込んだ所はハーレムっぽく、そんなに浮いている気はしない。とにかくいいのだ。この曲大好きだったのだ。
それから、今回はオリジナル・ドラマーのダレン・スミスが叩いているということで、ダレン抜きのライヴを観てきた人達には「これぞハーレム・スきゃーレム」という内容だったとか。一番後ろにいるのに、盛り上がってくると立ったまんま観客を煽りながらドラムを叩いていた。存在感はまるでフロントマンだ(大丈夫、ハリーもめちゃくちゃカッコ良かった)。ダレンのバッキング・コーラスがあってこそ、彼ら本来のサウンドが蘇ったという思いもあったらしい。実際「Sentimental〜」ではメイン・ヴォーカルをとっていたわけで(しかもこれからジェイク・E・リーのバンドでリード・ヴォーカルをとるわけで)…上手いですわほんと。私は、最初から良いものを見せてもらったんだな。
ピートは何を弾いても凄かったけど、頑張って弾いてる風の立ち居振る舞いがなんか好きだった(笑)。っていうかこの人のフレーズ、よく練られている。構築美の嵐だ、このバンドの曲は。考えぬかれたメロディーであり、フィルであり、ソロ、バッキングなのであり、だからこそ歌えるし心に残る。…そして弾いてみるとむずかしい(笑)。Perfumeみたいにいろんなフレーズが次から次へと入ってくるポップ曲のように、耳を飽きさせないような作りになっている。私は結構そういうの好きなんだよね。
やーカッコ良かった。
うん。しあわせ。
昨年の秋はアクセプト、今年に入ってからは60年代のブルース、ここ最近はサザン・ロックや'70年代に浸かっていましたが
'80〜'90年代の波がきそうです。
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