彼はヒゲも弾くんだよ

キコさんのクリニック@クロサワ楽器に行ってきた。

ソロからの楽曲をいろいろ弾いてくれたり、質問に答えたりしてくれたけど…

やっぱりオケよりもバンドの方が、テンション上がるんだろうなあ。あと、楽器店内だから音量も控えめ。昨晩のライヴの方がマックス全開だったような気がする。

それでも、おもしろかったことが1つ。

「ANGRAのCarry On弾いて欲しい」というリクエストに、「ごめんね、バックトラックがないんだよ」と言いながら、あのイントロをだね…かるーく、ゆるーく、ディレイのかかった音で…

テッテレレッテッテレレッテッテレレッテッテレレッチャーンチャーン♪

と、弾いてくれたんだけど。

それだけで心の中がうわっと動いて。

その次にオケ付きで弾いてくれたソロの曲が、ものすごく良かった(笑)。それはそれは良かった。なんだこれは(笑)。何? ANGRAの魔力(笑)。ま、思い入れなんだろうね。でも、空気が変わった気がした。


お話する機会があったので、昨日どうしても気になったことをカタコトで聴いてみた。

「あのショウが始まる前に流れていた、『HOLY LAND』の曲みたいなのがありましたよね? オーケストラっぽくて、インストで、テンポはアルバムよりもゆっくりのヴァージョンで…あれはアレンジか何かですか?」

カタコトが終わるまでの間、きょとんとしていたキコは、意味がわかると「ああー(^^) あれはね…エルメート・パスコアールだよ!」


以前このブログでも1度紹介したことがあるけど、キコの言葉によると「エルメート・パスコアールはブラジルの素晴らしいミュージシャンだ。どんな楽器も弾ける。あのアルバムでは彼の曲をちょっと引用して使ったんだ。で、昨日流したのはそのオリジナル曲だよ。曲名は"Bebe”、ベイビーという意味だ」

なるほどー! なーるーほーどー!!

「私も動画観ました。もぐりながら歌ったりするんですよね」
「そうそう、"オフロ”(ここ日本語)に入ったり」
「管楽器も吹いたり」
「うん、管もだけどピアノもギターも何でも弾けるよ。あと、ポークも弾く」
「…は?」
「ピッグだよ! 脇に抱えて"プギャッ”て鳴かせるんだ」
「…は?」
「それから、ヒゲも弾くんだよ」
「……????」
すると、架空のあごヒゲの先を片手で引っ張り、もう片方の手で位置を変えてはじきながら「こうやって、ピーン、ピーンって」


ヒゲ




でるの?

Hermeto Pasocal "Bebe"



++++ Now playing.... Carolina IV / ANGRA ++++

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