「数IIの時間は自習になったよ」

「だったら書くしかないでしょ〜！…ってわけで、あれからどうなった？」



高校時代は手紙の嵐。自習時間はもちろん、授業が国語なら、横書きのルーズリーフを横にして、縦書き。

話題は私の好きなミスチル、友達の好きなスピッツ、ゴスペラーズ、好きな人、音楽部、進路、性格、私が無理矢理押しつけたのに喜んでくれたMR.BIGやドリーム・シアター…

久々に覗いた少女漫画雑誌の付録の袋には、そんな手紙がぎっしり推定200通。

いくつか開いて読んでみた。
えりちゃん元気かなあ。いつもいろんな折り方をしてくれたっけ。
さまよえる蒼い弾丸、ちょうどNEWシングルだったんだよね。
雑誌で読んだスピッツのインタビューをあれやこれやと分析したり。
自分たちがどう変わるか!?って事を一生懸命考えたり。まずは素肌美人になるって書いてあった（笑）。
けんか手紙もあった。仲直りレターもあった。
「今朝はあの２人、一緒に登校してたんだよ！　だから怪しい」「そうかねえ？　でもそれだけじゃ分からんじゃん」…なんて筆談まで。
メタルクロームのカセットテープは音がいいから、やたらと勧めていたのは憶えていたけど、友達が手紙の中で「ほんと音が良いよ！　ノーマルを聴くとしょぼい…」なんて返事も…。



猫と遊んで、毎日ピアノを弾いて、たっぷり太陽に当たって、星が降るのを２回見て。
実家では好き勝手やらせてもらった。仕事が終わったり、体調が良くなかったりするのに、妹や母に何度も車に乗せてもらった。一度外に出るのでも、道順を考えたりどこで何を買うのが一番良いか、考えてくれたり。ありがとございました。

今日からは、自分が相手の事を考えて。
次帰る時は、もっと計画的にね〜〜〜☆