SHAWN LANE

アルバム『The Tri-Tone Fascination』をもらったのは3年前だ。
その頃ギター友達の間ではShawn Laneが流行っていた。というか、「ヤバいよね、どうなってんだろ」と首を傾げるくらいのおかしさ(=速さ)に違和感を覚えるような人だった。その時たまたま聴かせてもらったのがもの凄い速弾きの曲で、正直気持ち悪くて受け付けなかった。当然、もらったアルバムは一聴してお蔵入り。さらに突然の訃報が謎に謎をかけ、彼に対する不思議な印象は永遠に残るかと思われた。

…OK。
時が至ったのでしょうか。

今日遊びに行ったところで観せてもらったShawnは、確かに私のこれまでの想像通り奇異で希有な人ではあった。けど、音楽はとてもきれいで、ギター・サウンドも暖かみがあって…。帰宅後、例のアルバムを引っ張り出した。そしたら、とても良かった…。


自分が体験する前に聞こえてくる周りの声は、食わず嫌いのもと。これもその良い例の1つだ。それとも、自分自身の好みが拡張するまで待っていたのかも? いや、あの当時でもこれなら聴けた。ただ、今なら正面からShawnの音楽に対峙し、理解できる。それに、気持ち悪い速弾きなら、アンジェロおじさんFrancesco Farreriで免疫ついたもの(笑)。

今ここでこの音楽に出会えて、良かった。

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