10/11/2005 CHILDREN OF BODOM LIVE @ SHIBUYA AX!

ボドムに開眼して1ヶ月後…このタイミングの良さがたまらない。アレキシをこの目で観る事が出来た。

感想はもう、素晴らしかったの一言につきる。


まず、たまたまいた場所が良かったのか、音が凄く良かった。いや、場所のせいだけじゃない。バンド全体がタイトで、ドラムの音圧がデカい。それにベースがぴったりとくっついている、そこへ猛烈なダウン・チューニングのギターがちょうど良い歪みで刻みまくる。リフの締まり具合と音質、正直私の好みの中では過去最高の素晴らしさだ。

その演奏のパワフルさに加えて、音楽そのものもメロディアスでドラマチックだ。各パートが互いに混じり合って1つの音楽を作っているのがはっきりと分かる…「声以外は普通のハードロック系で、わりと聴きやすいよ」と言われた事を思い出した。ヴォーカルを理由にボドムの総てを否定していた頃だった(笑)。彼らは別にデス系とかスラッシュ系とかではない。デストラクションみたいなのを想像しているそこの君、ボドムの基本はメロディアス・ハード・ロックだ。

アレキシのギター・ソロも良かった。次々に繰り出すフレーズから、イングヴェイ、ヴァイ、エディーなどの名前が頭をよぎる。そして上手い。キーボードとのツイン・リードもばっちり。ツイン・ギターのリードはないのね…。まあしょうがないか、フロントマンの存在感は強い。唾の吐き方までキレが良い人は見た事ないぞ。
アレキシ以外ではドラマーがもの凄い。1バスだったが、音圧チャンピオン決定。ベースは陰が薄かった…が、それはあまりにもドラムと一体化している為。”音程”としてこのヘヴィさの底辺を支えるのは彼だ。

昔の曲は知らなかったけど、新作の『ARE YOU DEAD YET?』が十分にボドムらしさを持っているみたいで、過去の曲もわりとついていけたし気に入った。ピークだったのはおそらく、「Bodom After Midnight」。一番パワフルで重厚なリフなのに、キレの良さ、そしてちょっとしたフィルやウラ拍の入れ方が絶妙で、全身鳥肌。もっと前行って人にもまれて、頭振りながら観たかったかも。
ショウの間中、音が鳴っていない状態をなくす為か、1つの曲が終わっても、すぐにキーボードが次の曲の雰囲気めいたハーモニーを鳴らす。流れを止めずに突き進む感じ。「スローなやつを」と言いながら「Angels Don't Kill」、タイトル・トラックの「Are You Dead Yet?」、1つ1つのリフやメロディーは違っても、ヘヴィなサウンドは同じ。このリフをこの音で弾いてくれるのが好き…っていう…ええい言葉が足らん。(ちなみにヴォーカルは今のところ、好きでも嫌いでもない所まできている。)

このように次々繰り出される名曲(轟く大歓声から推測)の数々の音攻撃を浴び、その感動も覚めやらぬうちにショウは幕を閉じた。1分1秒を楽しんだおかげで長く感じたけど、実際は1時間40分しか経っていなかったのに驚いた。

パンテラ、初期のメタリカ、そしてハルフォードというバンドの無き今、ボドムが私の理想のヘヴィ・サウンドをライヴで行える唯一のバンドかもしれない。

-セットリスト(順不同)-
Living Dead Beat
Silent Night, Bodom Night
Hate Me!
Bodom After Midnight (rocked the most!)
Angels Don't Kill
In Your Face
Follow The Reaper
Needled 24/7
Hate Crew Deathroll
We Are Not Gonna Fall
Are You Dead Yet?
-encore-
three songs(I don't know the names)

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