むふふ!600ページ
このエプスタインの表情が好きなんだ。だから裏表紙の写真。
ビートルズ最後の真実、めっちゃめちゃ面白いです。熱い。厚いし。
でも後半は読んでて気が重いな。仲が悪くなったあたりから、ね。そんな事も、手に取るようにわかるぐらい、克明にレコーディング中の詳細が書かれている。
エンジニアっていっても、曲作りからレコーディングからミックスまで、本当に大事な役割をこなしているんだな…ドラムの底を抜いてティンパニーみたいな音にしてみたり、高域を削りまくってコンプレッサーをかけまくったボーカルを録ったり。
私、本当に、ビートルズの曲聴いてると、いろんな声があって誰が誰なのか分からない、と思ってたけど、メインに歌ってるのはジョンとポールばっかりなんだよね。知らなかった。「I Am The Walrus」「A Day In The Life」「Lady Madonna」とか、全然違う声なんだもん。それもエンジニアの録り方のなせる技。それも、そもそもはジョンとポールからのアイデアだったみたいだけど。「山の向こうから聴こえてくるような声にしてくれ」なんて言われて、脳みそふりしぼって頑張って形にできちゃうなんて。素晴らしいな。
このジェフ・エメリックのアイデアの柔軟さがビートルズのたくさんのサウンドに貢献していた事が、よーくわかった。また曲を聴いてみると、ほんと面白い…。4トラックで、音の劣化を極力抑えてたくさんのパートを録ったり、それも追加する場所を間違えたら一巻の終わりだから、リアルタイムで慎重な作業が必要なわけで。
おまけに、アルバムの頭からお尻まで1本のテープに曲順通りに録っていったり…テープ代が高額で貴重なものだったり。
いやいやいや、エンジニアって大事なのね。もーなんか、トラックは無限に重ねられるし、テープノイズも気にしなくてよくて…平和な世代よのう。サンプル音源のスネアの底をぶちぬく事はできないけど(笑)、やれる事はみんなやっちゃわないとね。
機材オタク万歳。
まねっこエンジニアの図@にゅーよーく
あっ。
新しいオーディオインターフェイス、買わなきゃ。
ローランドのOcta-captureが、魅力的。
むむんっ。むむむっ。
6万円か…
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