Round up: Berklee Alumni Gathering
昨日のバークリーの卒業生ミーティングは、なかなか面白かった。
どんな人がくるんだろうと思ったけど、意外にも10〜20年前の卒業生が中心で、大体50名前後? 同期に近い友達が2人偶然いたけど、そうでなければ一人ぽつんとたたずむ所だった。
食べたり飲んだりしながら、Vice President(副校長)の人が学校の現状を教えてくれた。
かなり敷地を拡大したみたいで、かつてヘルスセンターか何かだった建物を買い取って教室にしたり、カフェテリアを作ってライヴが出来るようになっていたり、ダンキンとか本屋とかSupreme's Pizzaとかが並んでいたあの一帯もまとめて買い取ったとか買い取らないとか…
カリキュラムもいろいろアップデートがあって、私が専攻していたMusic Synthesisはなんと名前をElectronic Production and Design(EP/D)に改め、さらに設備やクラスを充実させていくらしい。
うんうん。そりゃそうよね。MIDIの知識、DAW全般、モジュラーシンセ、サンプラー、MAX/MSP、Cサウンド、Pro Tools、C++、マルチメディア、映像音楽…自分が学んだことをざらっと挙げるだけでも多彩だけど、考えてみれば今本当に、この手のテクノロジーは現代音楽シーンをリードするなくてはならない物。だからとにかく人気らしくて、最近は面接だか試験だかをやって人数制限をとっているらしい。昔は専攻に入る前の必修の成績がある程度良かったら入れたんだけど。そもそも楽器のオーディションも必須じゃない時代だったから、私のような者が入れたのだしね…。
さらに、ソフトシンセしか知らない世代の若者の為にも、アナログ系の機材を置いてあるらしい。
それは大事だな〜。私も触ってみたいよ〜。
私が入った時に置いてあったのは、オーバーハイムのエキスパンダーとか、RolandのJD-800とかAKAI S-3000とか…Nord Leadもあった(OS9じゃないと操作できるソフトがない)。オーディオインターフェイスなんて存在してなかったから、マックのアナログ入力を通してMIDIをオーディオ化させていた。そんな中、在学中に宿題の提出がZIPディスクからCDRに変わった。サンプルセルだったサンプラーも、私が授業を受けた翌年からKontaktに変わった。
日進月歩。でも温故知新ということだね。
やっぱり、楽しいね!
その他興味深かったのは、アメリカのルーツ・ミュージックにもっと焦点を当てようという動きが出ているので、専攻楽器の1つにバンジョーやマンドリンが加わるらしい。日本でいうと琴や尺八の専攻ができるって感じかな? これは貴重。
ちなみに、一番上の写真2つは年4回ぐらい届く会報みたいなもの(今日また届いたのだ)。世界で活躍してる卒業生アーティストの特集、現在の大学の様子、さらにはちょっとした理論講座のコラムもあったりして。
前回はちょうど、シンコペーションの使い方で悩んでいた日に届いた。よりによってシンコペーションがお題になっていた時はびっくりしましたがね(笑)。
副校長さんやその他数名のコンポーザー/ミュージシャンの方々と名刺交換をして、ミーティング会場を出た後は、友達の1人を連れて、仕事でミーティングには行けなかった別の友達と渋谷で合流。この3人で会うのも2〜3年ぶり。2人は別々の大手○ーム会社でコンポーザーとして活躍しているので、話がもの凄く深い。私なんて薄っぺらのぺらぺらだ(笑)。
↓そんなわけでなつかしいシリーズ(続くんかい)。まずは、一番長く住んだQueensberry st.のアパートの部屋。
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