2007/10/21 LOUD PARK 07 @ SAITAMA SUPER ARENA
待ちに待ったメタル・フェスティヴァル、’LOUD PARK 07’へ行って来た。(初日のみ)
正直、聴いた事がないバンドも結構いたので、だからこその好奇心もあっての参戦。面白いバンドが多かった。
だいたいね…こんな感じ。
★ドラゴンフォースそっくりのメロスピ:セラドール
★唯一日本のスラッシュ系という事で大盛況だったアウトレイジ
★男女4人の混声ヴォーカルが凄まじく良かったシンフォニック・メタルのセリオン
★アルバム通り雰囲気がドス黒かった(笑)高速デスラッシュのナイル
★この日唯一のストラト&マーシャルの王道ギター・サウンドを聴かせてくれたブルージー・ロックのファストウェイ
★頭が割れそうなスラッシャーの後なだけにとってもメロディックでちょうどよいヘヴィ度だったノクターナル・ライツ(ニルス、衣装もプレイも派手!)
★前のバンドがやってる内から会場後方まで観客が待ってたトリヴィアム(実際凄く良かったし、ギターの2人上手かった〜!)
…などなど。スラッシーなんばっっかりだな、と思ってたら、意外とバラエティに富んでて良かった。”メロディアスなの”と”頭振るだけ”のバンドが、ほぼ交互に組まれてた。
でも、AS I LAY DYING とかMACHINE HEADみたいなのは、正直聴いてるだけで辛かった(まあ、ナイルもだけど)。その時は耳休めで外に出たり、2階席の椅子に座って寝たり(前日3時間ぐらいしか寝てなくてね〜)。
一番観たかったブラインド・ガーディアンは、そうやって椅子を確保して置いたおかげで、ステージ右横に近い2階席からじっくり楽しめた。みんなほんとによく歌詞を覚えてるよね。「The Bard's Song」も観客の方が多めに歌ってた。ギターのアンドレもとってもメロディアス&テクニカル。音が柔らかく伸びてて良かった(そして速い!)。
そしてトリのヘヴン・アンド・ヘル! 生トニー・アイオミ!! そして生ディオ。これは初です。アイオミが弾いているのを観られたのはジェフ・ベックを観られた時に匹敵するぐらいの出来事で、やはり偉人の技を体感出来たのが何より嬉しかった。当たり前だけど、やっぱり若手&中堅バンドとは違う。多種多様な”ツイン・ギターに歪みまくり、2バス踏みまくり”の洪水を浴び続けて一転、たったの4人で、しかも楽器3つで深淵なヘヴィ・ロック・サウンドが見事に成り立っていた。
アイオミは言うまでもない。トレードマークのギブソンSGを2本使い分けていたけど、そのうち片方は昔からずっと使ってる古〜〜〜い物?のようで…あれが巨大スクリーンに大写しになるたび、まじまじと眺めてしまった。あんなに汚れやサビでぼろぼろになりつつも健在ってのが凄い。主にコーラスを掛けたクリーン系のアルペジオで使ってたけど、もちろんソロも弾きに弾きまくってた。でも、正直白の新しい方が音が良かったかな。で、黙々と弾いているようにみえて、ピッキングした左手を上げてメロイック・サインをしょっちゅう出してはニヤリとする度に、元祖ヘヴィ・ギタリストの貫禄がビシビシと感じられたり(笑)。
そしてディオ! 良い声だった。って書くと単調だけど、とにかくなんてかっこいいヴォーカリストなんだ!! 上手いし、トークも、「Voodoo」などでやったアドリブのようなフリーなパートでもよどみがないし。ほんっと、プロ中のプロ。
ちなみに、ドラムがヴィニー・アピス(だったはず)で、この人の音がとっても良かった。ラウドだけど、丸みがあって深くて太い感じ! いっぺんにこれだけの数のバンドを観ると、楽器ごとのサウンドの違いが凄くよく分かって面白い。ドラマーはこの人が今日一番良かった! アウトレイジの方の爆音圧(!?)キックにもびびったけど(笑)。
他バンドの、バックドロップのみの簡素なステージとは違って、ヘヴン〜の時はドラムの両側に柵が、ステージ両脇に門柱、バックは一面レンガの背景や天国と地獄を現すイラスト…みたいな非常に豪華なセットが組まれ、アンコールも1曲あるなど特別感たっぷり。私がサバスのディオ時代で「Mob Rules」意外に唯一知ってる曲、「Neon Knights」をやってくれて嬉しかった♪
というわけでさんざん楽しめて良かった!!
でも、やっぱり、1人でフェスに行くのはちょっと寂しいかな〜〜〜〜(笑)。ほんと、友達いないからな〜〜(笑)