11/29 Porcupine Tree / Robert Fripp Live @ Showa Joshi Univ. Hitomi Kinen Kodo, Japan
まず、ロバート・フリップのサウンドスケープ。
想像していた通り、全音符にフェルマータを掛け続けたような、アンビエント・ミュージック。
ギターの形をした物を手に持っているが、そこから奏でられる音はストリングスを彷彿とさせるものばかり。音色自体は美しいんだけど、チェリー・サンバースト柄をしたレスポールの2ハム・サウンドなど、みじんも聴こえなかった(笑)。
ジャンルとして例えるなら、インド音楽のラーガといったところか。または中国の大自然の風景(渓谷とか、太陽が反射した大河とか)が思い浮かばれるような、雄大な雰囲気だ。奏法的には…ヴォイシングに気を使うぐらいで、とりたててテクがあるわけでもなし…どこまでがインプロで、どこまでがキメごとなのか…
眠りかけてしまった。
気付いたら、フリップは既に椅子から立ち上がり、お辞儀をして拍手を浴びていた。
昨日の夜、この手のライヴ演奏を収録した『LOVE CANNOT BEAR』を、寝る前の音楽に設定したら、やたらと寝付きが良かった(笑)。CDが1枚しか入らないコンポなので、朝の目覚ましも同じ曲だったけど、なんとなく爽やかな気分だった(笑)。
===================
というわけで何とか前座が終わって、次は本命のポーキュパイン・ツリー。
素晴らしかった!
ライヴDVDを観て、予習してからのライヴ。全員驚異的な演奏力を持っていたけど、とりわけスティーヴンの歌とギターに、思い切り引きつけられた。ステージの壁に掛けられたスクリーンに、曲に合わせたイメージ映像が流れる。こうやってライヴで聴いてみると、いわゆるメタル系の音楽とは全く異なった曲展開だ。ソロ回しがあるわけでもなく、ツイン・リードを弾く訳でもなく、それでも素晴らしく成り立っている。それが改めて斬新に感じられた。
中でも凄いと思ったのが歪みサウンドの多彩さ。曲間にしょっちゅうギターを変えていたけど、ある場面で試しに”ズンッ”と1回弾きならされた時、「あ、次は”Open Car”だ」と分かってしまった。それぐらい、どの曲にもそれぞれ独特の音があって、しかもアルバムに込められた雰囲気をこんなにも再現出来るその実力が素晴らしく、ただ驚くしかなかった。
歌い方を含めたステージ上のアティチュードも、”演じている”という感じ。このショウを観せることが総てで、すましているわけでも、オーバーヒートしているわけでもない。「こういうものにしたい」というヴィジョンを、そのままストレートに形にしているような気がした。とにかく圧倒的だった。
あ、ちなみに新曲も披露していたっけ。17分もあるの(汗)。ヘヴィなセクションの盛り上がりが凄く良かった。
本当に本当に、良いライヴだったなぁ。早くまた来てほしい!!!
想像していた通り、全音符にフェルマータを掛け続けたような、アンビエント・ミュージック。
ギターの形をした物を手に持っているが、そこから奏でられる音はストリングスを彷彿とさせるものばかり。音色自体は美しいんだけど、チェリー・サンバースト柄をしたレスポールの2ハム・サウンドなど、みじんも聴こえなかった(笑)。
ジャンルとして例えるなら、インド音楽のラーガといったところか。または中国の大自然の風景(渓谷とか、太陽が反射した大河とか)が思い浮かばれるような、雄大な雰囲気だ。奏法的には…ヴォイシングに気を使うぐらいで、とりたててテクがあるわけでもなし…どこまでがインプロで、どこまでがキメごとなのか…
眠りかけてしまった。
気付いたら、フリップは既に椅子から立ち上がり、お辞儀をして拍手を浴びていた。
昨日の夜、この手のライヴ演奏を収録した『LOVE CANNOT BEAR』を、寝る前の音楽に設定したら、やたらと寝付きが良かった(笑)。CDが1枚しか入らないコンポなので、朝の目覚ましも同じ曲だったけど、なんとなく爽やかな気分だった(笑)。
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というわけで何とか前座が終わって、次は本命のポーキュパイン・ツリー。
素晴らしかった!
ライヴDVDを観て、予習してからのライヴ。全員驚異的な演奏力を持っていたけど、とりわけスティーヴンの歌とギターに、思い切り引きつけられた。ステージの壁に掛けられたスクリーンに、曲に合わせたイメージ映像が流れる。こうやってライヴで聴いてみると、いわゆるメタル系の音楽とは全く異なった曲展開だ。ソロ回しがあるわけでもなく、ツイン・リードを弾く訳でもなく、それでも素晴らしく成り立っている。それが改めて斬新に感じられた。
中でも凄いと思ったのが歪みサウンドの多彩さ。曲間にしょっちゅうギターを変えていたけど、ある場面で試しに”ズンッ”と1回弾きならされた時、「あ、次は”Open Car”だ」と分かってしまった。それぐらい、どの曲にもそれぞれ独特の音があって、しかもアルバムに込められた雰囲気をこんなにも再現出来るその実力が素晴らしく、ただ驚くしかなかった。
歌い方を含めたステージ上のアティチュードも、”演じている”という感じ。このショウを観せることが総てで、すましているわけでも、オーバーヒートしているわけでもない。「こういうものにしたい」というヴィジョンを、そのままストレートに形にしているような気がした。とにかく圧倒的だった。
あ、ちなみに新曲も披露していたっけ。17分もあるの(汗)。ヘヴィなセクションの盛り上がりが凄く良かった。
本当に本当に、良いライヴだったなぁ。早くまた来てほしい!!!