はんせいかい

突然頼まれた通訳の仕事を終えた。

今日は来るべき撮影の打ち合わせ。本番に備えて、「何をするか」「どうするか」といった関係者の方々同士の意思疎通をとり、撮影内容をはっきり確認するわけだ。

最後に真剣にしゃべったのはいつだか分からない。そこでこの2日間、友達に頼んで事前ににわかレッスンをやってもらったおかげで、しゃべる事そのものへの抵抗は少しなくなったものの、いざ本人を目の前にすると、ちょいっと緊張してしまった。

でも、私の役目はその場にいる人の発言を正しく伝える事。幸いにも、全員英語はある程度話せる人ばかりだったので、簡単な世間話は直接やりとりしてもらった。だけど肝心の打ち合わせ内容については、お互いの言いたい事がきちんと相手に伝わるまで、時には時間を要した。そんな風に時間が掛かる時、私の訳に頼らざるを得ない相手はやっぱり「この子で大丈夫か?」という表情で一生懸命聴いている。もう、ブロークンでも何でもかんでも、とにかく伝えなきゃ話が進まないし成り立たない。日々仕事してる人間として申し訳ないけど、“今ここで絶対にやり遂げなきゃいけない”って気持ちで臨む状況になったのはほんとに久々だ。だけど本当にそれだけでやった。

最終的には、打ち合わせも(なんとか)無事に済み、相手に何を準備してきてもらうかもちゃんと分かってもらって、後は本番を待つのみとなった。
ほ、ほ ん ば ん……!!!

今度の役目は、撮影時にどうして欲しいか指示を伝える事。
数々のブロークンな表現と、アガってうわずってしまった自分の声と、クライアントの「is she ok?」と言いたそうな怪訝な表情をした瞬間……これらの反省を活かして来週、また頑張りたい。

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