I want to walk
英会話教室が引っ越しをして、狭く暗い雑居ビルから昴ビルの近くのいかにも「都会でビジネス英語の勉強を!」というような広告が作れそうな、小田急が見渡せるガラス張りのおしゃれな所に変わった(笑)。しかし京王新線の新宿駅で下りる私にとっては、駅から学校までの道のりが遠くなった。
授業は7時からなのでその前には教室に着きたいけど、地下に張り巡らされている通路は朝7時にならないと開かず、行きだけはやむなく地上を歩くことになる。
そんなわけで、学校を目指して小雨の降る人通りの少ないバスロータリーのそばをせっせと歩いていると、前方から傘もささずに歩く外国人の男性が、私を呼び止めた。
「アツダイに行きたいんだけど」
「初台?」
「そうそう」
「じゃあ、電車が…」
「いや、歩いていきたいんです」
「そしたら、ここをずっと行くと大通りに出ます。信号があるから、それで右に曲がって、あとはずっと歩いて行ったら初台につきますよ」
「え? ほんと? ほんとなの?」
「もちろん。私初台に住んでるから」
「そうなんだ! じゃあちょっとお茶とかなんとか」
「あの、これから英語の授業があって、ちょっと遅れてるんだよね…」
「英語なら僕がただで教えてあげるよ〜!」
「え…? じゃない、ごめん、ほんとに間に合わないんだわ。とにかく、このまま右側を歩いて大通りを右ね!」
「本当に? ダイジョウブ?(なぜかここだけ日本語)」
「本当! じゃ〜ね〜」
そして5分遅れで到着。
「先生、朝から大変でした(かくかくしかじか)番号は教えなかったけど」
「えー、教えてもよかったんじゃない? どんな人?」
「年上ですよ〜」
「あー、じゃ、ダメだな」
「そういうもん?(笑)」
ああ、そんな凄くカッコいい人じゃなかったです(笑)。
若干スローテンポなヨーロッパ系のお兄ちゃん。
授業は7時からなのでその前には教室に着きたいけど、地下に張り巡らされている通路は朝7時にならないと開かず、行きだけはやむなく地上を歩くことになる。
そんなわけで、学校を目指して小雨の降る人通りの少ないバスロータリーのそばをせっせと歩いていると、前方から傘もささずに歩く外国人の男性が、私を呼び止めた。
「アツダイに行きたいんだけど」
「初台?」
「そうそう」
「じゃあ、電車が…」
「いや、歩いていきたいんです」
「そしたら、ここをずっと行くと大通りに出ます。信号があるから、それで右に曲がって、あとはずっと歩いて行ったら初台につきますよ」
「え? ほんと? ほんとなの?」
「もちろん。私初台に住んでるから」
「そうなんだ! じゃあちょっとお茶とかなんとか」
「あの、これから英語の授業があって、ちょっと遅れてるんだよね…」
「英語なら僕がただで教えてあげるよ〜!」
「え…? じゃない、ごめん、ほんとに間に合わないんだわ。とにかく、このまま右側を歩いて大通りを右ね!」
「本当に? ダイジョウブ?(なぜかここだけ日本語)」
「本当! じゃ〜ね〜」
そして5分遅れで到着。
「先生、朝から大変でした(かくかくしかじか)番号は教えなかったけど」
「えー、教えてもよかったんじゃない? どんな人?」
「年上ですよ〜」
「あー、じゃ、ダメだな」
「そういうもん?(笑)」
ああ、そんな凄くカッコいい人じゃなかったです(笑)。
若干スローテンポなヨーロッパ系のお兄ちゃん。
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