B'z live @ 武道館 2008/5/13

B'zを、ついにライヴで観る事ができた。

もう、ショウが始まる前からただならぬ雰囲気だった。
あおり役と思われる、B'zのロゴ入り赤ジャージを着た外国人が数名、まだ席を探してうろつく人の中をあちこち動き回り、既に着席している観客に「1、2、3、Action!」と掛け声を出させていた。

ステージがとにかく巨大で、幕が落ちてバンドが出て来た瞬間、場内が「ギャーッ」と半狂乱に…それは置いといて、超巨大スクリーンがほぼ頭上からこっちを見ているではないか。ちょっぴり洗脳されているような気分になった(汗)。しかもこれ、動く。映像を映すだけでなく、形を変えて動く。その下で動く、本物の稲葉さんと松本さん。稲葉さんの声が生で聴けるとは。

セットは新作からの曲が多くて、もちろんそれも聴き込んでたから楽しかったけど、一番は「さまよえる蒼い弾丸」だよ〜〜〜〜〜。やったぁぁ。これだけ観られてもhappy。さらに「Liar Liar」もやったよ(涙)。

その他、大きな感動だったのが照明の美しさ! この輝きが驚くほどきれいでね…何が違うの!? こんなにも違うもんなの!? 動き方も、照明そのものが組み込まれている型枠すらも芸術的で、もう何もかもが”プロフェッショナル”。今更かとは思うけど、こんな大規模なライヴは初めてだから、目の前で起こっている事総てに感動した。

感動といえば、正直言って私は泣くほどファンというわけではないんだけど、バンドでもコピってたし、上の妹が大好きだったんで中〜高時代はかなり聴き込んでいた。洋楽にハマって、”元ネタ”を知ってからはちょっと遠ざかったけど(笑)。私のピークはさっき挙げた「さまよえる〜」辺りだな。これ、かなり後半の方なんだけどね。

がしかし、真のファンは違った。
曲が終わっても「ぎゃーー!!!」「稲葉さ〜〜〜〜〜ん!!!!!」「まっちゃーーーーーん!」「こうし〜〜〜〜〜!(やや遠慮がち)」とかいう叫び声が尽きず、ざわざわしっぱなし。一言何か言う度に拍手か歓声が沸き起こる。女だけかと思ったら、男性の声も…。だって、私の斜め前の男の人がもの凄くノリノリで、ほんっとに音楽に身を任せてるんだから。うわあ、ほんと好きなんだな。

いや、この人だけじゃない。基本的に過半数の人はそんな感じだ。
ほぼ最後列にいた2人組の女の子(と思われる)は、曲が終わるごとに必ず「稲葉さ〜〜〜〜〜ん」を繰り返していた。

しかも極めつけは、真ん中らへんにあったトーク・タイム。
メンバーの一人一人が、最近あったちいさな幸せを話してくれるというもので、ドラムのシェーンがゆず胡椒をプレゼントされた話とか、ギターのますださんがローカルのTV番組を久々に観て嬉しくなった話とかあったけど、松本さんが

「この間電車に1人で乗って…」
「え〜〜〜〜!!!」

「ちゃんと目的があったんだよ。中目黒で降りて…」
「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

なじみのラーメン屋に入って生ビール頼んで飲んだ時がおいしかった(ここで「ぎゃーーー」と叫ぶ)、という話だったんだけど、そこまで反応するのか!!


ビッグなアーティストだからって所も大きいんだろうけど、いやはや日本のライヴって…不思議だけど面白い…。


「日本のオーディエンスは、曲間が水を打ったように静かなんだよね。あれには戸惑っちゃうけど」なんていう外国人ミュージシャンのインタビューもよく読みますが。
普段行ってる洋楽のライヴとは、まったく異なる体験が出来ました(笑)。
ちっとも音楽的なレポートになっていないな(笑)。

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