CGT, Triceratops, and Adrian Belew @ O-EAST, 8/1

カリフォルニア・ギター・トリオ!? トニー・レヴィンも一緒!?!?
更にはエイドリアン・ブリュー!! しかし何のバンド!?

突然のニュースに驚いたものの、これは行くしか無いでしょう、という事で即参加決定。

素晴らしいライヴでした。CGTはかっこよかった。アコギ+レヴィンてのは初体験。サウンドに広がりが加わってかっこよいではないか。トニーのソロっぽいのもやってたかな? クリムゾンのメドレー・テーマもよかったし、ギター・シンセを駆使して、謎のSEが3本のアコギから続々発せられたあの曲もとても面白く、守谷さんの後ろにフリップを見た。ある時はもの凄くヘヴィに、ある時は繊細に美しく。

そしてトニー。もう言う事なし。彼のベースを弾いている姿が見られるだけで、非常に幸せである。


以下はメモ程度に残しておいて、あとでちゃんと書き直そうっと。明日仕事のシメだし…。昨日寝てないから寝ないといけないし…。でも書いちゃうんだろうなあ。

ともかく、2番手はトライセラトップス。本来はこのバンドのワンマンか何かだったところを、ちょうどフジロックで遊びに来てたクリムゾン系列の2トリオを招いて対バンやろうぜ、みたいな事になったのがいきさつらしい。

ここで客層をご紹介。CGTでトライセラ〜とくれば大体おわかりの通り、はっきりと2分構成で成り立っていて(笑)、若い女の子達と、若さをそろそろ通り越しそうな若者+おじさん年代という感じ。この、趣が完全に異なった客をどう帰らせまいとするのか興味深かったんだけど、なるほどね。トライセラを3バンドの真ん中に挟めば、CGTはいやでもみんな観る。クリムゾン派は、トリとなったブリューのバンドの為、トライセラはいやでもみんな観る。トライセラで盛り上がってくれた女の子達は、いい気分ついでにブリューを観て帰る。悪くない。

個人的には日本の有名ロックバンドを生で観るのは初めてだ。ミスチルが私の命だった頃は(笑)、ライヴなど考えもしなかった。広島はただでさえ遠かったし…。ま、そこそこ楽しんだけど、女の子の盛り上がりようといったらない。手首をひねって前方を指差しながら(どーも謎めいた動きだ…)みんな楽しそうに踊ってる。そこへいくと、我らがクリムゾン・ゲットー、微動だにせず。まったく接点がないままショウが終わるのは変だと思っていたけど、そこはトライセラも考えていたみたいで、Day Tripper、Crossroad、The Rover, Bohemian Rhapsody, Walk This Way, Satisfaction…と、ラストに名曲カヴァー・メドレーを盛り込んだ演奏でシメた。
これは全体的に好評だったみたい。

さてさて、ついに最後のエイドリアン・ブリュー。Bearsでもなく、クリムゾンでもなく…つまりソロ・バンドだったみたい。websiteによれば、凄くウマの合うミュージシャンを2人見つけたんだとかで(first nameが両方ともマイク)、その3人でポップ+クレイジーな演奏を繰り広げていた。
ブリューはおじさんになったねえ…。ちょんまげのようなヘアスタイルで出て来たけど、残る2人はドラマーのマイクがグラサンしてるし、ベースのマイクは入れ墨にマッチョ。しかも2人ともトニー・レヴィン風ヘアスタイル。
で、何をやってくれたかというと、いきなりDinosaurが2曲目に来て大盛り上がり。トリケラトプスに繋がってる(笑)トニー・レヴィンと同じく、音、そして動きで魅せるミュージシャンの1人。見ているだけで楽しくなってくるのがエイドリアン・ブリュー。にこにこしながら、けばけばしい音を出すわ、ネック・ベンドするわ、左腕のひじでボディーを叩くわ(この時手は「グー」)。どれも皆彼そのものでしかないアクション。更に歌声は衰えをみせない。スバラシイの一言。聴けてよかった。
セットリストは、3人で書いた曲はもとより、ブリューのソロ作からInner Man, Color Futurevision, Young Lionとか、Frame By Frame, Three Of A Perfect Pair, Thela Hun Jinjeetなどなど多数の古き良き名曲をピックアップ。うれしかったねー。Frame By Frameはほとんどインスト状態、など、トリオ風にアレンジが変えてあった。Dinosaurみたいな、ダブル・トリオの時に書かれた曲をシングル・トリオでやってるって事は、少なくともオリジナルの再現は不可能。うーんあれはもっと大編成でやってほしい。とはいっても、多分ブリューはこの曲が好きなんじゃないかな…って勝手に思った。ソロアルバムにもアレンジが入ってるもん。

話がそれまくり…。
一応メモ書きなので、ギター系を。
ギターとベースは両方ともパーカー。パーカーのベースは初めて見た。ブリューは、着ていた真っ赤なスーツと靴に合った、これまた真っ赤なパーカーをメインで使っていたけど、調子が悪くなったらしく、後半はゴールドラメ・フィニッシュを通して使用。他にもカポが上手くはまらなかったり、とかで、機材トラブルで何度か困ってた。ドラムはヤマハ。マイクのプレイは、ソリッドでパワフル、それに尽きる。ほんとに良い仕事をするドラマーだった。

ほんと楽しいライヴだった。
帰りがけ、2人の女性の話し声が聞こえた。「最後のおじさん良かったなぁ♪」
正直うれしかった(笑)

Comments

Popular posts from this blog

RME FireFace UCX 基本の使い方メモ

いいもんみっけた! バークリー音大が無料で提供している音素材

文字通り、翻訳の原点